「脳には沈黙が不可欠」科学が証明! 「100万年分以上の寿命」が音に奪われていると判明、癒し音楽もNG!

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画像は「getty images」より

 目覚まし時計、車のクラクション、電車の走行音、通行人の会話、スマホの着信音、工事現場の作業音……我々の生活はノイズに溢れている。都会に住む人であれば、もはや気に留めることもないこうした騒音だが、実は知らず知らずのうちに我々の寿命を縮めているというのだ。オルタナティブサイト「Collective Evolution」(1月20日付)を参考にその概要を見ていこう。

 2011年にWHO(世界保健機関)が発表した西ヨーロッパに住む3億4千万人を対象にした研究では、騒音が原因で毎年100万年分の寿命が失われていることが明らかになっているという。恐ろしいことに、これは3人に1人が丸々1年間寿命を縮めている計算だ。

 さらに、2011年に科学ジャーナル「Psychological Science」に発表されたドイツ・ミュンヘン空港の騒音が子供たちの健康と認知能力に与える影響を調べた研究では、空港の騒音に曝されている子供たちは、それへのストレス応答を発達させ、騒音を無視するようになっていたことが判明している。しかも、研究に携わった米コーネル大学のゲイリー・W・エヴァンズ教授によると、有害な騒音だけでなく、スピーチなど集中しなければならない日常的な刺激も無視するようになっていたそうだ。

「この研究は、聴覚にダメージを与えないレベルの騒音であっても、ストレスを引き起こし、人間に対して有害であることを示した最も決定的な証拠である」(エヴァンズ教授)

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 日常的な感覚からしても騒音は不愉快であり、明らかにストレスの原因となっている。これが体に良いはずがないのは直感的に理解できるだろう。しかし、たとえばリラクシング・ミュージックと言われる癒し系音楽などはどうだろうか? 騒音から逃れるために、心が落ち着く音楽を永遠聴き続けていれば良いのではないだろうか?

 それがそうでもないようだ。2006年に科学誌「Heart」に掲載された論文で驚きの事実が明らかになっている。リラクシング・ミュージックの合間に無作為にポーズを入れたところ、ポーズ中の方が音楽を聴いている時よりもはるかに脳がリラックスした状態だったというのだ。そして、ポーズは長ければ長いほど、被験者らはよりリラックスしたという。

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 どうやら健康にも沈黙が金のようだ。騒音に疲れ果ててしまった脳も、沈黙によって回復できるという。なるべく感覚入力の少ない環境にいることで徐々に認知能力が回復するそうだ。

 まずはリラックスのために、静かな環境で瞑想や座禅に取り組んでみるのも良いかもしれない。

参考:「Collective Evolution」、ほか

編集部

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