違法で飼育されていた「地上最強の毒蛇」が群馬県に集結! 爬虫類専門の動物園『ジャパンスネークセンター』に村田らむが潜入!
――B級スポット、樹海や禁断の土地、ホームレス取材を得意とするルポライター村田らむが寄稿!
昨今、爬虫類の動物園は人気が高い。
静岡県は東伊豆にある『iZoo(イズー)』は爬虫類専門の動物園で大変賑わっている。
京都水族館ではオオサンショウウオがアイドル的存在になっていて、オオサンショウウオのぬいぐるみもたくさん売られている。新しい水族館は、最新の設備で飼育されていて、爬虫類を身近に感じることができる。
そして今回紹介するのは、群馬県の爬虫類施設『ジャパンスネークセンター』である。前述の新しい施設とは違い、ド昭和丸出しの施設である。新しい施設も良いが、古い施設もそれはそれでとても楽しい。
何度も訪れている施設だが、昨年の夏頃にあらためて伺った。
東京から電車で2時間の藪塚駅が最寄り駅である。駅から施設に向かう途中は田園風景が広がっている。
南口から入ると、ヘビのイラストの看板がお迎えしてくれる。
「ようこそ! WELCOME!」
と書かれているのだが、全体的にめちゃくちゃ風化している。とても廃墟の看板っぽい。
ただもちろん受付にはお姉さんがいて、入園料1000円を入って中に入る。お姉さんに
「14時から、ヘビとのふれあいイベントがはじまりますから急いでください」
と言われる。もう14時だったので慌てて、ふれあいイベントが開催される『採毒室』へ向かう。ジャパンスネークセンターのメインは研究施設であり、『採毒室』は毒蛇の毒を集める施設なのだろう。
到着すると、すでに親子連れやカップルが10人ほど集まっていた。職員のオジサンが窓からボールパイソンが巻き付いた腕を出している。ビビって泣いている子供もいたが、ほとんどはキャッキャと喜んでいた。ボールパイソンを触ると、皮の下にムキムキと筋肉があるのを感じた。ガチで首を絞められたらあの世行きだな~と思う。
「ヘビとのふれあい」は平日のイベントで、土曜日は「ハブの採毒実演」、日曜日は2つのイベントにくわえて「ヘビのお食事タイム」というイベントがある。大きなヘビがネズミを頭から丸呑みしている勇姿を見ることができる。
「思ったよりお客さん来てるんだな」と思ったが、その時ジャパンスネークセンターにいた人ほとんど全員だったようだ。その後は、ほとんど客とすれ違うことはなかった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊違法で飼育されていた「地上最強の毒蛇」が群馬県に集結! 爬虫類専門の動物園『ジャパンスネークセンター』に村田らむが潜入!のページです。村田らむ、群馬県、ジャパンスネークセンターなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで