新型コロナウイルスで東京五輪中止になったらどうなる？ 経済打撃は太平洋戦争の敗北並み…日本滅亡カウントダウン!?

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　都内の大規模展示場である東京ビッグサイトのスケジュールを見ると、各種の業界イベントのほか、同人誌即売会などが目白押しだ。今年は東京五輪の影響で、のべ60万人あまりが来場するコミックマーケットなどの同人イベントも5月の連休にまとめて開催される予定である。

　もしも、春になっても感染の拡大が沈まなければ、コミケはもちろん、あらゆるイベントが開催の危機に陥ることになる。

　民間イベントが感染を懸念して中止を選択している一方で、行政の絡むイベントは開催が強行されている。2月16日には、青梅市などが主催する青梅マラソンが「厚生労働省の発表に従い、現状は流行が認められる状況ではない」として約1万人を集めて開催を強行。

　約4万人がエントリーする3月1日開催の東京マラソンは、一般参加者の出走は全面取りやめとなったものの、大会そのものは中止されなかったは考えていない。男子の東京五輪の代表選考会を兼ねていることもあり、中止するわけにはいかないというのだ。

■五輪中止で東京はスラム街に

　だが、その東京五輪も本当に開催されるのだろうか？　既に海外メディアでは、日本政府の新型コロナウイルス対策への不信から、開催が危ぶまれているとの見方が報じられている。かつて1940年東京オリンピックは、日中戦争激化のために「返上」という名の中止に至ったことがある。その後、1964年は無事に開催されたが、今回は80年ぶり二度目の中止になるというわけだ。

　仮に中止となってしまえば、その経時的打撃は太平洋戦争の敗北並みに大きい。東京五輪による経済効果は会場設備などの投資による直接的投資と、観光客増加による付随的効果の二つの効果がある。このうち、直接的投資は2兆円規模。メインとなるのは、付随的効果で観光客の増加や雇用増により28兆円規模の効果が試算されている。これがごっそりと消滅してしまうのである。

 
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