「3メートルの宇宙人」事件の裏で起きた未解決ミステリー2件とは!? 謎の触手に撫でられ、黒い人影に追われ… トラウマ級の恐怖!

■オードラ・ハーパーの奇妙な体験

 最初の事件は、フラットウッズの北8キロほどにあるヒーターズの郊外で、オードラ・ハーパーという女性とその友人が遭遇した事件である。

 日時ははっきりしていないが、1952年の9月、フラットウッズ事件より少し前のことだとされている。

 ハーパーと友人は、彼女の家から少しばかり離れた雑貨店に行こうとしていた。しかし、自宅から店までの道はそのとき湿っていて轍の跡で荒らされており、非常に歩きにくかったので、2人は近くの森を突っ切って近道をすることにした。

 800メートルほど森の中を進んだときハーパーは、とある丘の上で火が燃えていることに気づいた。最初は気にも止めなかったが、通り過ぎてから同じ場所を振り返ってみると、火は消えており、かわりに背の高い、黒っぽい姿の人影が立っていた。

 恐ろしくなった2人は走り出したが、人影は2人の後を追うようについてきた。しかし、森の中の開拓地の終わりにあったゲートを通り抜けたところで、ようやく人影は止まり、それ以上は追ってこなかったという。

■スニトウスキー一家の恐怖体験

 そして3番目の事件は、スニトウスキー一家が遭遇したものだ。

 事件が起きたのは、なんとフラットウッズ事件の翌日である9月13日、場所はフラットウッズから32キロほど南のストレンジ・クリークである。

 この日の深夜、ジョージ・スニトウスキーと夫人のエディス、そして18カ月になる息子の3人は、オハイオ州シンシナチにいる義兄のところから、ニューヨーク州クイーンズの自宅に戻ろうと車を急がせていた。

 ところが自動車は、ブレクストン郡ストレンジ・クリーク付近の寂しい間道で、突然エンストを起こしてしまう。何度もキーを回して再始動させようと試みるも、まったく反応なし。日はとっぷりと暮れ、もう行き交う車もない。一番近い町までは、おそらく20キロ近くもあると思われた。

 ところが、一家が途方に暮れていると突然、なんとも言えない嫌な臭いが漂ってきた。その匂いのせいか、赤ん坊は咳をしはじめ、激しく泣き始めた。さらに自動車が目もくらむほど光に照らされた。

 様子を見ようとしたスニトウスキーは車外に出て、光源が何なのか確かめようとしたが、歩くにつれて次第に匂いが強くなった。それでもスニトウスキーは、木立の間で光る球体のようなものを確認した。スニトウスキーはさらに近づこうとしたが、熱波のような熱い空気に全身を包まれ、全身に電撃を受けたような、あるいは全身を針のブラシで擦られるような、何ともいえない嫌な感じを受けて自動車に引き返した。

 その時だ、彼の右手10メートルほどの道路脇に、背の高さが3メートル近くもある大きな人間のような姿を見た。

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