「未知の島・シフ」が南極の氷河が解けて出現! 学者興奮、驚きの分析結果とは!?
■南極大陸についてのより深い理解を提供
今回の“シフ”のように、“地球温暖化”によって南極に出現した離島が、ここ数年でいくつか確認されている。発見された離島はTHORの研究チームによって検分され、随時記録されているのだ。
南極の氷河に関する情報は毎日収集され、共有されている。衛星から撮影された画像は氷河の位置の大規模な変化を明らかにする一方、船上からは目立った変化を観測することは普段ならめったにない。
しかし今回の“シフ”は遠征隊が砕氷船の上からその目で見て、文字通り“発見”したものであるだけに、研究者たちの喜びは大きいようだ。
“シフ”で採取した岩石の成分を分析した結果、それが主に花崗岩で構成されていることが判明した。今後研究者たちは岩石の年代を推定するさらに詳しい分析を行う予定だ。
「南極大陸の地質は氷に富んでいるので、私たちはその陸地についてあまり知りません。70キロ圏内には露出した岩はほかにないので、これは特別な機会でした」とインペリアル・カレッジ・ロンドンで地球科学の博士課程の学生であるジム・マーシャレック氏は遠征日誌の中で言及している。
全長約350メートルで島の大半が氷で覆われているシフ島はもちろん観光地には向いていないが、研究者たちは地質を調査することにより気候変動と氷河の後退が、この神秘的な大陸にどのように影響しているのか、より深い理解を与えてくれる。人類の叡智を総動員して解決しなければならない地球温暖化だが、その一方で思いがけない貴重な発見が“タナボタ的”にもたらされたことは確かに興味深い。
参考:「Unexplained Mysteries」、「IFL Science」、「Polar Trec」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「未知の島・シフ」が南極の氷河が解けて出現! 学者興奮、驚きの分析結果とは!?のページです。南極大陸、仲田しんじ、地球温暖化、島、花崗岩、スウェフト氷河などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで