南アで死者が復活、訴訟沙汰も…! 死人を蘇らせる預言者・ルカウ牧師&超クレイジー預言者列伝!

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レセゴ・ダニエル牧師。画像は「Twitter」より

――2016年の「最後の審判」牧師とは別の人物ですか?

(神ノ國ヲ) はい。2016年に逮捕されたのは、自称預言者ラバラゴ・レセボ牧師です。彼は「自分なら殺虫剤をかけることで悪魔祓いし、HIVやガンを治療することができる」と主張し、実際に、信者らに吹きかけまくり、暴行罪や農薬に関する法律違反などで逮捕されています。たしかに映画『来る』では、松たか子が消臭剤で身を清めるシーンがありますが、ガンやエイズは治らないですよ。

 他には、自分の信者たちに「ガソリンを飲み、雑草と花を食べよ」と命じて2015年に話題になったレセゴ・ダニエル牧師がいます。

 また、このレセゴ牧師から出て、自ら「預言者として覚醒した」というペヌエル・ムグニ牧師は、イエスのように石をパンに変化させて信者に食べさせたと言われます。加えて、生きた蛇やネズミを信者に食べさせ、「味をチョコレートに変化させたから問題ない」と主張しているのです。南アフリカ、本当にやばいヤツが出てきますね……。彼らは、いまだ現役で活動しています。

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生きた蛇やネズミを信者に食べる信者たち。画像は「Daily Mail」より

――彼らは、キリスト教ですか?!

(神ノ國ヲ) 土着の宗教と混ざってはいますが、キリスト教の一部です。このようなタイプのキリスト教は、一般に「ペンテコステ・カリスマ派=聖霊派」と呼ばれています。聖書に書かれている悪魔祓いや様々な奇跡を、現代の教会も信仰によって行える、という立場の人々です。

 たとえば、聖霊派で有名な事件は、2012年ウェストバージニア州で起きた「蛇使いマック牧師」事件です。マック牧師は、毒蛇に噛まれても害を受けないという聖書の記述を信じて、礼拝中に自らを噛ませて死んでしまった。ヤバいのは、マック牧師の父親も牧師で、同じように毒蛇に自分を噛ませて死んでいます。

 実は、このような教会や信者が、いま世界的に増加していると言われています。キリスト教人口は、約23億人と言われますが、カトリック教会が10億人、そして、この「聖霊派」が3億人を超えて、いまも増加し続けているのです。事実、ルカウ牧師のYouTubeチャンネル登録者は80万人を超えています。

 数年前、調査で米国の研究機関を訪ねていたのですが、元海兵隊の男は、神の奇跡を信じて、「イスラム国(ISIS)」と戦うために中東へと旅立った話を聞きました。進化論を認めず、恐竜と人類が共存しており、地球は6千年程度しか経ていないという「創造科学」論者、自称エクソシストなど、かなり過激な原理主義者を含むのが「聖霊派」です。何かしらの陰謀を感じますし、いよいよ終末が近いのかもしれません。なぜなら「反キリスト」は、原典のギリシャ語では、複数で書かれているからです。

文=神ノ國ヲ

神ノ國ヲ
学術論文からオカルト記事まで。
京都大学の博士課程に所属中。

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