新型コロナウイルスに命ず! 溶けよ、崩壊せよ、死ね、呪われよ!「キリスト教福音派のコロナ対策」徹底解説!
「祈りの力で新コロナウイルスから救われる!」と宣言したケネス・コープランド牧師については、すでにTOCANAでも報じているが、果たして本当に癒されるのか!? 政権存立さえ左右すると言われ、トランプ大統領の強力な支持基盤であるキリスト教「福音派」のCOVID-19対策について、宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが徹底解説!
――実際に癒されたのでしょうか?
(神ノ國ヲ) コープランド牧師は3月12日にテレビ番組で「癒しの祈り」を行っています。しかし、彼の祈りによって新型コロナウイルスから回復した事例は報告されていません。放送後に発表されたコープランド牧師の声明によれば、神が彼に現われて「全米各地で祈るクリスチャンによって、新コロナウイルスは圧倒され、ほどなくパンデミックは終わるだろう」と告げたそうです。コープランド牧師によれば、「米国を救うのはクリスチャンだ!」そうです。彼の「祈りの力」を妨げたのは、トランプ大統領が垣間見せた「ヘイト」であるとも批判していますね。
ちなみに、このコープランド牧師は、2018年にはホワイトハウスに福音派の指導者の一人として招かれるほど、政権に近い人物です。祈りが効かないのは政権のせい、というのは、ちょっと滑稽ですね。
――他にも「対コロナ祈願」牧師がいるとか?
(神ノ國ヲ) たとえば、メガチャーチ「エル・レイ・ジーザス教会」の指導者「使徒」ギレルモ・マルドナドは、1月にホワイトハウスを訪れています。同教会は、フロリダ州マイアミにあり、毎週2万人が参列する全米最大のヒスパニック系の教会です。この教会はトランプ大統領「再選」のためにイベントを開催したと言われ、米国の宗教法人法と税法違反の疑いがもたれています。事実、ロイター通信などが報じていますね。「福音同盟for トランプ」を立ち上げる話まであります。そして、この教会の指導者マルドナド牧師は、3月17日に英語とスペイン語でYouTube上にショートメッセージを公開しました。
「また日・月・星に兆あらん。地にては國々の民なやみ、海と濤との鳴り轟くによりて狼狽へ、人々おそれ、かつ世界に來らんとする事を思ひてきもを失はん。これ天の萬象ふるひ動けばなり」(ルカ福音書21:25-26)
マルナルド牧師は、「ルカ福音書」を引用し、今回のパンデミックは「聖書に書かれていることだ」と断言しています。そして「全能なるイエスの御名によって、我、新型コロナウイルスに命ず! 溶けよ、崩壊せよ、死ね、呪われよ!」と語っています。マルナルド牧師は、防疫対策としての「教会閉鎖」に反対し「そんな考えは悪霊のものだ!」とも発言していました。しかし、その後「人々のために」方針を転換したようです。
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2024.10.02 20:00心霊新型コロナウイルスに命ず! 溶けよ、崩壊せよ、死ね、呪われよ!「キリスト教福音派のコロナ対策」徹底解説!のページです。アメリカ、キリスト教、福音派、新型肺炎、新型コロナウイルス、COVID-19、ケネス・コープランド牧師などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで