異常な中毒性で“コロナ疲れ”も吹き飛ぶゲーム「QWOP」が超話題! 気が狂うほどハマる… 神経学的魔法で脳の構造が変化!?
英・オックスフォード大学で中毒学を研究していたフォディ氏が作るゲームは、どれも高い中毒性に満ちている。たとえば、ロッククライマーを4つのキーで操る「GIRP」もその1つだ。このゲームは神経学的魔法をより強く体験させてくれるものだという。壁に張り付くキャラクターを操作しているうちに、プレイヤーのキーボードが崖に変わり、まるで崖にしがみつくようにキーボードを指先で握るようになるというのだ。ゲームの仮想現実の中で電子空間を意識が移動しながら、プレイヤーはクライマーに変貌するというわけだ。
日本では「ゲーム脳」などと言われ、ビデオゲームの危険性が長年訴えられてきたが、最近の研究では、脳のパフォーマンスとその構造を良い意味で変えることが分かってきている。学術誌『Frontiers in Human Neuroscience』に発表された2017年の研究によると、ビデオゲームをプレイする人は、持続的注意(長時間にわたってある活動に集中する能力)、分割注意(一度に複数の情報に集中する能力)、選択的注意(一定期間、環境内の特定の物体に集中するプロセス)など、いくつかのタイプの注意力が強化されることが示されているという。さらに、ビデオゲームをプレイする人は注意力に関係する脳の領域が効率化されており、そうでない人に比べて物事に集中することが容易にできるそうだ。
さらに、物体間の視覚的・空間的関係を識別する能力に関わる脳の領域が大きくなり、能力も増大するという証拠まであるという。具体的には、右海馬の灰白質が増加することが示唆されている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京や大阪のロックダウンも現実味を帯びてきている。もしもの時のために、退屈しのぎの方法も今から探しておくと良いかもしれない。今回紹介したゲームはフォディ氏のウェブサイトでプレイすることができる。その際にはFlashを有効化することをお忘れなく。
参考:「Big Think」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊異常な中毒性で“コロナ疲れ”も吹き飛ぶゲーム「QWOP」が超話題! 気が狂うほどハマる… 神経学的魔法で脳の構造が変化!?のページです。テレビゲーム、ビデオゲーム、新型コロナウイルス、COVID-19、SARS-CoV-2、ロックダウン、退屈、外出禁止、QWOP、GIRPなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで