水星にも生物がいた!! 定説覆る最新研究で水星に地球外生命体がいる可能性が浮上!?

 太陽に最も近い惑星である水星は、その寒暖の激しさから荒涼とした不毛の大地であるとされてきたが、そこに“待った”がかかっている。かつての水星には水が存在し、生命が育まれていたかもしれないというのだ。

 

■“カオス地形”が形成された原因は?

 小学校の理科で習った「水、金、地火木……」という太陽系の惑星配列だが、最初にくる“水”はもちろん太陽に最も近い惑星である水星だ。

 太陽に最も近いということは、日中の気温は凄まじい高温になる。日の入りから気温は急上昇し、昼間は摂氏430度にまで達し、日没後はマイナス180度まで下がるという、極端に過酷な寒暖差である。

 どう考えても生命が居つくことができない環境だが、驚くべきことに最近の研究で水星にかつて生命が存在した可能性があることが報告されている。その説明の鍵を握るのが水星地表の“カオス地形(chaotic terrain)”だ。

カオス地形 「Space.com」の記事より

 1974年にアメリカの惑星探査機「マリナー10号」が水星にフライバイ(接近通過)した際に発見された巨大なクレーターが「カロリス盆地(Caloris Basin)」だ。およそ36億年前に小惑星が衝突したことによって形成されたといわれている。この小惑星の衝突により地震が引き起こされ、その裏側にある地形が乱れ、ひび割れやギザギザに砕けた岩、鋭い山、高低差のあるクレーターなどで構成されたこのカオス状態の地形が形成されたのではないかと考えられている。

 しかしここに新たな解釈が登場した。米アリゾナ州の惑星科学研究所(Planetary Science Institute)の研究者であるアレクシス・ロドリゲス氏の研究チームによれば、このカオス地形は水などの揮発性物質がある地点で大量に蒸発したことで形成されたのではないかというのである。

 かくも過酷な環境である水星に水があったとすればこれまでの定説が覆ることになるが、この新説の根拠はどこにあるのか。

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