【警告】「感染症のパンデミック+大災害発生」連鎖の法則が記録で判明! 新型コロナの次は南海トラフ巨大地震か、富士山噴火か!?

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イメージ画像:「Getty Images」

■避難するかどうかが問題

 静岡SBSテレビの番組『防災最前線』が、「いま災害が起きたら私たちは対応できるか」というテーマを特集し、街頭で人々に取材している。「今、災害が起きたらどうしますか?」との問いに、街の人々からは「避難してもうつるんじゃないでしょうか、他人と接触して。家にいたほうがまだいいかもしれない」(防災最前線、SBS静岡放送、2020/04/08)という意見が出ていた。

 確かに災害で住居が全壊・半壊してしまったとしても、新型コロナウイルスの流行がまだ終息していなければ、避難所へ行くべきなのか、それとも親戚などの家に居候するべきなのか、皆が大いに悩むところだろう。

 大災害が起こる度、特に都市部では避難所スペースの不足が大きな問題となる。ギュウギュウ詰めの避難所に寝泊まりすれば、新型コロナウイルスに限らず感染症の蔓延が心配になってくる。独身や夫婦だけという小さな世帯なら、広めの車で車中泊という手段も可能だろう。多少居心地が悪くても、感染症の懸念を考えれば我慢できるかもしれない。

■まとめ

 繰り返しになるが、「大災害には感染症がつきもの」と改めて強調しておく。たとえ現在起きている新型コロナウイルスのパンデミックが収束したとしても、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起こった時には何らかの感染症が蔓延する可能性が高い。

 そして万が一、いま首都直下地震が起きたとしたら? 東京都ではすでに患者数が病床数を大きく上回っているのが現状だ。地震のパニックであっという間に医療崩壊が進み、各地の避難所には新型コロナウイルス感染者が溢れることだろう。

 日本人の多くは、未来に起こり得るネガティブな可能性を「縁起でもない」と考えようとしない。しかし、最悪の事態を常に考慮しておくことが、真の防災意識といえるのではないだろうか。

参考:「感染症TODAY (PDF)」、「災害の種類と疾病構造」、「東日本大震災―地震・津波後に問題となる感染症― Version 2」、「防災情報新聞」、「朝日新聞」、「SBS静岡放送

文=百瀬直也

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