新型コロナウイルス“ではない”死者が英国で急増中! 一体なぜ…「ロックダウンの二次被害」専門家が指摘!

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画像は「getty images」より

 新型コロナウイルスの猛威が続いているが、ここに来て意外なデータが飛び出してきた。なんと新型コロナウイルスではない死因により自宅で死亡する人が増えているというのだ。

 英紙「The Guardian」(5月8日付)は、パンデミック以来、イギリスでは通常時よりも多くの人が自分の家で死亡していると報じている。イングランド、ウェールズ、スコットランドが、この時期の5年間の在宅死亡者の平均を比較したところ、パンデミック以降死亡者が8,196人増加しており、しかもそのうち6,546人は新型コロナウイルスに感染していなかったそうだ。新型コロナウイルスに感染していない人々がなぜこれほど多く亡くなったのだろうか?

 専門家は、通常であれば病院に入院し、そこで死亡するはずだった人が、自宅で死亡していると結論づけているが、オックスフォード大学のナフィールドプライマリ・ケア健康科学部の統計学者であるジェイソン・オッケ氏は別の可能性があると指摘している。

「もう1つの説明は、通常の条件下では起こらない他の原因で人々が死んでいるということです。つまりロックダウンの副次的被害です」(オッケ氏)

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 ただ、オッケ氏はこの推測を裏付ける有効なデータは見つかっていないとしている。

 こうした現象はヨーロッパ全土で起こっているといい、イタリアでは、心臓発作や脳卒中を含む新型コロナウイルス感染症以外の死亡者が約11600人の出ていることがわかっている。患者が医療サービスに負担をかけたくないと考えていたり、新型コロナウイルスの院内感染を恐れて救急車を呼ばないことがその一因だという。また、新型コロナウイルスの未診断患者が含まれていることも考えられるとのことだ。

 あるいはオッケ氏が指摘しているように、他の未知の原因が存在する可能性もある。先日もロックダウンによる自身の成績への影響を気に病んだイギリスの高校生が自殺するなど、パンデミックは間違いなく人々の精神を蝕んでいる。また、今後5年間は自殺者が急増するという分析結果も出ているから恐ろしい。

 元の生活を取り戻せるのは、一体いつになるのだろうか?

 

参考:「The Guardian」、ほか

編集部

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