【常識】本物のポール・マッカートニーは1966年に死亡していた! 歌詞の暗示、告発者の死… 徹底解説!
ビートルズファンであろうとなかろうと、ポール・マッカートニーが大英帝国きってのセレブであることに異論はないはずだ。御年77歳の現在も、時折メディアに姿を現しては、その健在ぶりを誇っている。
■“ポール替え玉説”を歌った『セント・ポール』
そんな押しも押されもせぬ大御所だが、常に奇妙な噂につきまとわれてるのをご承知だろうか。なんとポールは1966年の自動車事故で死亡して、その後、そっくりさんと入れ替わってしまったというのだ。
事の発端は、ビートルズのアメリカ配給レーベルとして有名な、キャピトルのミュージシャンでありプロデューサーでもあったテリー・ナイトが1969年5月にリリースした『セント・ポール』だろう。この曲は、特にアメリカ中西部で人気を博したが、いったんは差し止めに遭ったりと、なにかといわくつきだ。
曲中に直接「死」を意味する部分はないものの、陰謀論者たちは謎めいた歌詞が「ポール死亡説」を示唆していると信じて疑わない。たとえば、曲の2番で「何かが間違った。彼らは君の歌を聞くことができなかった」と歌っているが、オンライン・フォーラム「ポールは替え玉」の解説者たちは、この“gone wrong”というフレーズが、実はポールが死んで入れ替わったことを暗示していると力説する。
また、タイトルのセント・ポールは、死後に「聖人」となった「ポール」と解釈でき、死亡説をより強固にしているらしい。
コーラス部分を聴いてみよう。
「ヘイ、ポール。どうしたんだ? ユダは話しかけてきたかい? それとも、君は世の中に何かしたいのかい? 何かが間違ってる気がするよ」
まるで、ナイトが世界を騙す「偽物のポール」に気づいていたことをほのめかしているとも取れそうだ。
また、『Hey Jude』や『Love is All You Need』など、ビートルズの代表曲をいくつかサンプリングして曲を締めくくっているのは、あまりに意味深長だろう。
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