女性の卵子は精子を選別していると判明! 恋愛とは別で卵子が判断… “非モテ精子男”が原因不明の不妊のカギか?

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 どの男性との間に子どもを作るか――。女性のパートナーの選択はセックスの前に行われるだけでなく、卵子の受精時にも行われているという。スウェーデン・ストックホルム大学と英マンチェスター大学の研究が、人間の妊娠について新たな興味深い事実を突き止めた。科学系ニュースサイト「Phys.org」(6月9日付)が報じた。

Human eggs prefer some men’s sperm over others, research shows (Phys.org)

女性の卵子は精子を選別していると判明! 恋愛とは別で卵子が判断… 非モテ精子男が原因不明の不妊のカギか?の画像1
画像は「Phy.org」より引用

 不妊には様々な原因があるが、男女双方に何の問題もないのに、どうしても妊娠しないというケースがある。それは遺伝子などの相性の問題ではないかとみられているが、どのようなメカニズムで起きているのかは不明な点が多い。

 ストックホルム大学の准教授ジョン・フィッツパトリック氏らが注目したのは、卵子を包む卵胞液である。この中には精子を引きつける化学誘引物質などが含まれているが、その引きつけ方に「個人差」があるのではないか? そこで、研究者らは複数の女性の卵胞液と男性の精子を集め、その誘引の様子を調べたのである。

 実験の結果は驚くべきものだった。卵胞液が引きつける精子には、それぞれ明らかな「好み」があったのだ。提供者の女性によって、卵胞液が引きつける精子の提供者は各々違っていたのである。

「このことは、人間の卵子と精子の間にある相互作用が、その女性と男性の特定の性質に依存していると示しています」(フィッツパトリック氏)

 精子の仕事は卵子を受精させるというたった一つしかなく、精子が卵子を選り好みすることは意味がない。しかし、卵子は高品質で遺伝的に適した精子を選ぶことで利益を得ることができる。精子を誘引する段階で選別を行うことは、非常に理にかなっているといえるだろう。

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