「地震は電磁波が起こす」科学論文を電気的宇宙論の専門家が徹底解説! 地震の本質は逆圧電効果だ!
「Astronomy」の記事は、従来のプレートテクトニクスでは太陽風と地震との影響は解明できないと指摘しているが、今回の論文は地震にはいくつかの発生地域によるグループが存在することも明らかにしている。たとえば、メキシコでは2017年9月8日にM8.2の地震が起きたが、この地震が起きる1週間前から太陽活動が増大しており、大規模なフレアが発生していた。11日後の19日にもM7.1の地震が100kmほど離れた場所で起きている。この地震は余震とは違う。(この例は筆者による)
マルキテッリ博士のグループは、この地震のきっかけを岩石の「逆圧電効果」ではないかと推測している。逆圧電効果とは電圧をかけると岩石などの誘電体が変形する現象のことだ。プレート移動で地殻に蓄積された歪みが逆圧電効果によって動かされた岩石の変形をきっかけに解放され、地震に至るのではないかという結論だ。
しかし、電離層に到達した太陽由来のプロトンが地殻内部の岩石に逆圧電効果をもたらすメカニズムについては、はっきりしていない。論文中では電磁誘導、クーロン力などが指摘されているが、逆圧電効果は岩石に大量の電荷―電子が蓄えられ、電流が流れることで現れる現象だ。太陽風にはプロトンだけでなく電子も含まれるが、電気的に地表はマイナスなので、太陽風の電子が大気内部に入り込むことは考えにくいのだ。結局、逆圧電効果は地震のきっかけとしか捉えられていない。
論文の解説は以上である。マルキテッリ博士らの研究は電気と地震の関係に踏み込んだ点で従来のプレートテクトニクス一辺倒の地震理論とは一線を画している。ただ、惜しいところで旧来のパラダイムを脱し切れていない印象だ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「地震は電磁波が起こす」科学論文を電気的宇宙論の専門家が徹底解説! 地震の本質は逆圧電効果だ!のページです。太陽、地震、太陽風、平清水九十九、電気的宇宙論、電気的地球科学、圧電効果などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで