「地震は電磁波が起こす」科学論文を電気的宇宙論の専門家が徹底解説! 地震の本質は逆圧電効果だ!

―― 物理・科学・IT専門家の平清水九十九が解説! 最先端「電気的宇宙論」からみた地球科学を紹介する!

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画像は「Astronomy」より

 太陽と大地震と電気のふかーい関係が解き明かされた。自然現象を電気的に説明する「電気的宇宙論」は長らく科学の本流ではないとされてきた。しかし、ここへきて私の理論に近い科学論文が注目されている。

 天文情報サイト「Astronomy」が、強力な太陽フレアが地震を起こすきっかけになっていると報じたことはトカナですでに記事になっているが、これだけの情報では太陽と地震にどんな関係があるのかと疑問に思われる読者も多いだろう。実は太陽は日光を地球にもたらすだけでなく、太陽風という電気を帯びた粒子を大量に地球に吹き付けており、これが地球に大きな影響を持っているのだ。太陽風の成分の多くは水素原子核、陽子―プロトンであり、プラスの電気で太陽と地球はつながっていると言っても過言ではない。では、ここで電気と地震はどのように関係しているのだろうか? 「Astronomy」の記事を電気的宇宙論の視点から解説してみよう。

On the correlation between solar activity and large earthquakes worldwide(Scientific Reports)

Powerful eruptions on the Sun might trigger earthquakes(Astronomy)

 2020年7月13日に「Scientific Reports」に公開された論文”On the correlation between solar activity and large earthquakes worldwide”(世界中の太陽活動と大地震の相関について)によれば、太陽活動は大地震を引き起こす可能性が示されたとされる。論文を書いたのはイタリアのバジリカータ大学ヴィート・マルキテッリ博士を筆頭とする研究グループだ。イタリアは日本と同じく地震が多いため、地震研究が盛んな国の一つである。

 マルキテッリ博士らは1996年から2016年12月31日まで20年間で起きたM5.6以上の地震について、太陽活動を記録したSOHO衛星のデータと統計的解析を行った。結果は次のグラフを見てほしい。

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太陽風のプロトン密度と地震の大きさに関する相関グラフ

 横軸はプロトン密度と地震の相関指数を表す。M5.6以上の地震ではプロトン密度が増えるにつれて地震の発生も増加する。M8以上の地震を示す水色の線は相関が極めて大きいことがわかる。地震はSOHO衛星でプロトン密度の上昇を観測した約24時間後に起きる場合が多いことが分かった。

 一般に太陽風が地球に到達するまでに4日間かかるとされる。SOHO衛星は地球より1時間先に太陽風を観測できる。こうした誤差を計算に入れても、太陽風によるプロトン密度の増加と地震発生には23時間の時間差があることになる。

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