【五島勉氏追悼】「日本が世界の救世主になる」元祖SF作家H.G.ウェルズが予言!日本人こそレビ族…死海文書の預言ともリンク!

■アーモンドの花は「アロンの杖」に咲いた

 ここで唐突に私の経験を述べると、「アーモンドの花」は、日本人が大好きな「桜の花」にそっくりだ。初めて見た時、私はてっきりサクラが咲いていると勘違いした。植物に詳しい人なら見分けがつくのかもしれないが、私のように疎い日本人なら、「アーモンドの花」を見て、まず「桜の花」だと錯覚するだろうと思う。

アーモンドの花。画像は「Wikipedia」より引用

 実はこの「アーモンドの花」が登場する場面が旧約聖書にある。

 それはモーゼを先頭にしてエジプトを脱出したユダヤ民族が、まだ放浪の旅を続けていた頃である。食べ物などの不満から民衆がたびたび反乱を起こして、民族の団結が幾度も危機に陥った。そこで神は、誰が指導者かを改めて示すため、12部族を象徴する12の杖にそれぞれの代表者の名前を書かせて、契約の箱(アーク)の前に置かせた。

「明くる日、モーセが掟の幕屋に入って行き、見ると、レビの家のアロンの杖が芽を吹き、つぼみを付け、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた。」(民数記17・23)

 レビ族というのは、儀式や献納物の管理など、信仰に関わることだけを仕事とするよう神から命ぜられた一族で、出エジプト以降は、契約の箱が置かれた移動神殿「臨在の幕屋」の維持運営を一手に引き受けていた。農工商が禁じられた代わりに、献納物の一部が報酬となる。また、それゆえ彼らだけ自宅以外の土地の所有が禁じられていた。

 五島氏の脳裏に閃いたのは、まさにこの場面であった。

 そしてレイブン博士(=ウェルズ)が、この日本軍将校の「ダイイング・ポエム」(?)を取り上げてみせた理由を、次のように推測する。

「神がアロンの杖にだけ花を咲かせたように、実はあらゆる欧米の国をこえて、日本に花が咲くことを、ウェルズは予見した。この予言の暗示が分かる欧米エリートは、日本を抑え付けておくためにも、気づかせないようにした」と。だからY氏に圧力をかけて誤訳させたのだと……。

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