人間の性格は歳をとるにつれて変わるか? 科学的結論がついに発表される!

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 性格とは、その人に特有の思考、感情、そして行動の傾向、パターンなどを指す。一般に、歳を重ねると性格は丸くなるというが、それは科学的にも裏付けされた事実だという。科学系ニュースサイト「Live Science」(8月23日付)が報じている。

Does your personality change as you get older? (Live Science)

画像は「Getty Images」より引用

 誰しも経験があることだろうが、青年期と成人を迎えてからでは、物事の見方、考え方、受け止め方は変わってくる。例えば髪型一つとっても、高校生の頃なら髪をちょっと切りすぎて終日ブルーになっていたのに、気がつけば「どうせすぐ伸びるし」と済ましてしまうようになっていた……というようなことは珍しくない。

 このように、性格とは生涯ずっと固定されたものではないのだが、寝て起きたら昨日とは違う性格になっているというような極端なものでもない。米イリノイ大学の心理学者ブレント・ロバーツ氏によると、その変化は短期的にはほとんど知覚できないものだという。参加者の性格の変化を長年にわたって定期的に追跡した2000年の研究によれば、個人の性格はおよそ10年間はほぼ一貫していたということだ。

 このような一貫性は幼少期から始まると考えられている。子供の場合、大人と同じように性格特性を調べるテストを行うことができないので、その特性を知るためには外界に対する反応を観察する他ない。外界とは要するに知らない人や物事のことで、それらにどのように対応するかはその後の人生にも影響するという。例えば、恥ずかしがり屋で引っ込み思案の子は比較的不幸な10代を送りやすい傾向にあるそうだ。

 だが、それからさらに数十年の時間を重ねることで、性格は少しずつ、ゆっくりと変化していくという。過去にこんな研究が行われている。1960年に米国の高校生44万人を対象に感情や性格に関する調査が行われ、その50年後にもう一度、かつての参加者に同じ調査を行ったのだ。すると、60代になった参加者は、落ち着き、自信、リーダーシップ、社会的感受性(他者の感情を読み取る能力)で、高校生時代よりはるかに高い得点を叩き出したのである。

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