人間の性格は歳をとるにつれて変わるか? 科学的結論がついに発表される!

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 もちろん、中には変化が少ないという人もいるだろうが、このような「成熟の法則」は全ての人に適用されるという。人は歳を取るにつれて、外交的で感情的に安定し、感じが良くなって良心的になる傾向があるというのである。各個人がその変化を捉えることは難しいが、同世代の人々全体で見ればその変化は明らかで、米ミシガン州立大学の心理学者ブレント・ドネラン氏は「30歳の自制心の平均点は20歳の時より高いという証拠があります」と語る。

画像は「Getty Images」より引用

 しかし、なぜ人間の性格はそれほど変化するのか? 意外なことに、その原因は結婚や子供の誕生、愛する人との別れなどの大きな出来事にはないという。ドネラン氏によれば、これらの出来事はむしろ個人の性格を強化する方に働いているらしい。そして、性格を長期的に変化させているのは、教育、労働、家族の形成といった、長期的な変化への適応だという。

「私たちは歳を取るにつれ、人生の様々なシーンで少しずつ違うことをするように要求されます。どのように行動すべきかというマニュアルがあるわけではありませんが、どう行動したらいいのか、非常に明確な暗黙のルールが存在します」(ドネラン氏)

 ロバーツ氏は長期的な性格の変化を地形の変化になぞらえる。性格は大地震で一気に地形が変わるような変化を起こすわけではなく、プレートに乗った大陸が少しずつ移動していくようにゆっくりと変化していくというわけだ。

 人の性格は生涯でどれだけ変化するのか? 実は、この疑問は未だ解明されていないという。性格の変化は自分ではなかなか気づかないが、周囲の人から見れば一目瞭然だ。できるだけ良い方向に変化していきたいものだ。

参考:「Live Science」ほか

編集部

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