月は“錆びている”ことが判明! 「月は呼吸可能で人口30億」説はただのトンデモではない…水と酸素の存在ガチ確定

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画像は「SYFY WIRE」より

 地球にもっとも近い星である月。60年代の終わりには月面着陸も達成されたが、まだまだ月はわれわれの知らない驚きに満ち溢れているようだ。

 この度、なんと月が錆びていることが明らかになったのである。科学系ニュース「SYFY WIRE」(9月9日付)によると、インドが打ち上げた探査機チャンドヤーン1号の観測により、月に酸化鉄の一形態であるヘマタイト(赤鉄鉱)が存在することが分かったという。つまり、月は錆びていたのだ。

 この事実は科学者を驚かせたという。というのも、ヘマタイトが生成されるためには、酸素や水が必要だ。これらはいったい月のどこにあったのか?

画像は「getty images」より

 ヘマタイトは月の極点で発見された。極点には太陽の光がほとんど当たらず、月に衝突した小惑星や彗星に含まれる水はその場にとどまることになる。月の極点には何十億トンもの水が貯蔵されていると考えられているそうだ。

 一方、酸素は地球から飛来したという。太陽風によって歪められた磁場が磁気圏尾を形成し、地球大気の上層にある酸素を宇宙空間に運び出すそうだ。そして、月に1度、この磁気圏尾を月が通過することで、地球の酸素が月に届くという。

 そのため、月のヘマタイトの分布には偏りがあり、東向きの斜面には多いが、地球に向いていない月の裏側にはほとんどヘマタイトは存在しないという。

 さらに、月のヘマタイトが含有する酸素の種類も予想されており、比較的軽い酸素の同位体の1つである酸素16が優位だろうとのことだ。また、形成年代が分かっている月のクレーターにおける酸素同位体の量を調べることで、古代の地球大気の同位体比を計算することもできるという。

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