膣オーガズム、レズビアン、インターセクショナリズム…「最良のフェミニズム理論」を東大教授が徹底解説!
深層からくる身体的区別を表層の性自認で上書きして、長期間もたせることができるわけがない。つまり、トランスフェミニズムの実践は無駄です。フェミニズム本来の問題意識を一瞬だけ抹消することで問題自体を解決できたと妄想する「臆病者の合理化」です。
うわべの差別解消にすがるこの自傷的ファンタジーは、ちょうど、「早く終われ」と念じながら愛され気分をひととき噛み締める女の現実逃避の社会活動版です。男は、挿入できたことで女を余計に愛することはない。むしろ冷めるのが通例です[3]。同様に男たちは、一部の男が女性スペースへ浸透するのを許された経緯を知って、女性のリベラルな認識を尊敬するようにはならない。「女ってこんなに騙されやすいのか」と憐れむだけです。
男に限らず人からの敬意を最も得やすいフェミニズムは、女性自身を一番傷つけないタイプのフェミニズムでしょう。同様に、女性自身をないがしろにするタイプのフェミニズムは、敬意どころか承認すら得にくいでしょう。本来の目的に反した社会活動が疑いの目で見られるのは、当然のことです。
生物学的分業機能に根差す深遠な性差別問題を、学歴格差や動物愛護と同列に薄めてしまいかねないインターセクショナリズム、神聖な生殖的心身への配慮を女装の権利と同レベルへ貶めるトランスフェミニズムは、諦めの早い女子と便乗系男子との合作ナンセンス悲喜劇というべきでしょう。アートとして、野外演劇パフォーマンスとしてはこの上なく面白いと私も認めます。が、社会人や学生はおろか思春期の子どもにまで、洗脳まがいの断定をマスコミや教育機関を通じ真顔で執拗に続ける今のやり方[4]は、そろそろやめた方がよくはないでしょうか。
[3] ただし、「覚悟のある挿入」の場合は別。性関係と愛情の相関関係については進化論的に合理的な理由がある。進化心理学をはじめ経験科学の成果を無視するところが、フェミニズムの最大の欠陥である(『フェミニズム大図鑑』も例外ではなかった)。
[4] 「(宮城学院女子大の)戸野塚厚子・副学長は「受け入れを不安に思う学生には、トランスジェンダー女性は女性であって男性ではないことを説明してきた。……」(朝日新聞、2020年8月11日)
こうした学生の不安が正当かどうかを「オープンに議論」 することはトランス排除であり、 議論の場を提供すること自体が差別的だ、 といった前提がトランスフェミニズムを覆っている。
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