膣オーガズム、レズビアン、インターセクショナリズム…「最良のフェミニズム理論」を東大教授が徹底解説!
男は射精すれば必ず気持ちがいい(どんな女を相手にしても同等に気持ちいい)ので、PIVセックスは、女が思い込みがちなほど、男の愛の証しになりません。挿入させたら女の負け。「私といっしょなら射精しなくても楽しいはず」この仮説を確認することが、愛の証明になります。好きな女とだったら、抱き合うだけで男の心身は十分満たされるのだから、女は挿入お預けにしても何ら罪悪感を覚える必要はありません。
もちろん個人差があるので、あなたが男性並みにPIV欲の強い女性なら、PIVを自由に楽しめばよい。ただ注意すべきは、挿入はよほどうまくやっても男女対等にならない、という現実。とくにコンドームという罠がくせもので、女は「嫌がらず着けてくれる彼は優しい」と錯覚しがちです。「着けたのだから、させないと悪い」とケアの精神を発揮する女性も少なくない。避妊法の中で失敗率最高のコンドームがPIVの敷居を下げ、女性を隷属的にしているのはまことに悲しい皮肉です。彼氏をレズビアン主義へ誘い込めるのは、よほど自信のある女性だけかもしれません[1]。
いまいち自信を持てない平凡な男女の密着では、つい建前を守るようにして挿入がなされてしまう。愛は永遠ではないから、結果として一方的に女が傷つき、女性蔑視などした覚えのない男も差別者・加害者となり、不本意な罪を背負わされることになります。
というわけで、勇ましき「膣オーガズム」と誇り高き「レズビアン」、このどちらも円滑遂行は大変難しい。現実的にそう判断したフェミニストは、戦略を変えて第三の派閥を作ったのです。それはどういう派閥だと思いますか?
男性原理で競う膣О主義、女性原理へいざなうL主義とくれば、論理的にあと一つは? いかがでしょう?……解答を言いますね。第三の派閥は――
「インターセクショナリズム(交差性主義)」です。女性原理も男性原理もポイ。
[1] 男女が性関係に入るかどうかについては、女性がはっきり主導権を握っている証拠がある。https://tocana.jp/2020/04/post_149355_entry.htmlの注[3]参照。ただし、その後のPIVの実現については、男性に主導権が渡っている可能性が高い。
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2024.10.02 20:00心霊膣オーガズム、レズビアン、インターセクショナリズム…「最良のフェミニズム理論」を東大教授が徹底解説!のページです。フェミニズム、レズビアン、フェミニストなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで