【終末】AIに聖書を教え込んだ“AIイエス・キリスト”ついに爆誕! ツイッターで鮮烈デビューも、選民にだけ神の言葉を授けている!?
しかしながら、これまでのところAIイエスの説教の腕前は、イエスの名前負けしてると言わざるを得ない。聖書の中で本物のイエスが発する言葉より、はるかにイミフで、文法的にあり得ないからだ。
ジェームズ王訳聖書では、マタイによる福音書第5章の「山上の説教」の中で、主は「平和を実現する人々は、幸いである。彼らは神の子と呼ばれるであろう。柔和な人々は幸いである。彼らは地を受け継ぐであろう。憐れみ深い人々は幸いである。彼らは憐れみを受けるであろう」など、深遠な言葉で彼の信者を鼓舞したはずだ。しかし、AIイエスは、より現代的なプラットフォーム、つまりツイッターでもって鮮烈なデビューを飾ったわりには、その御言葉は欽定訳聖書を模倣しているものの、ボキャブラリーに乏しく、おそろしく不可解な出来となった。
「力を持って神々しく、世の子らに命じよう。わたしの顔をあなたに向け、あなたは民と呼ばれよう」(8月30日付ツィートより)
ちょっと何言ってるかわからない。どうやら、AIには神の言葉は早計だったようだ。
さらに、デュレンダル氏は「独裁者」、「最後の審判」、「疫病」の3つのテーマをAIに訊ねたという。これらは人類が今日直面している喫緊の課題らしい。それに対するAIイエスの応答は、せいぜい暗号めいた言葉の羅列が関の山で、正直なんの慰めにもアドバイスにもならなかったそうだ。
9月12日時点で、AIイエスは2件のツィートをしているが、フォロワーは430人しかいない。これが救世主に対するフォロワーの数として受け入れられるだろうか。いや、もしかすると現代のメシアは、選ばれた民にだけ神の言葉を授けようとしているのかもしれない。なんなら解読に挑んでみてはどうだろうか、是非。
参考:「Live Science」、 「Medium」、 「Saviors A.I.」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【終末】AIに聖書を教え込んだ“AIイエス・キリスト”ついに爆誕! ツイッターで鮮烈デビューも、選民にだけ神の言葉を授けている!?のページです。人工知能、神、佐藤Kay、イエス・キリスト、機械学習、ニューラルネットワークなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで