【取材】「UMA料理」がマレーシアの闇食堂で提供されていた! 巨大怪物「ラクササ」裏メニュー… 衝撃の真相!

 問題のレストランは2年ほど前から営業していたというが、新型コロナウイルスのロックダウン期間で多くの店が閉業する中、潰れず営業を継続できていた。

「国境を超えてくる中国人客はいなくなってもジョホールバルは大開発で新築マンションが並んで、中国本土からの移住者が大量にいるので客に困らなかったのかも」(同)

 ただ、一部の希少生物を料理して売っていた闇レストランであっても、店主が言っていたという『巨大怪物ラクササ』はサッパリよく分からない。投稿者によると「マレーシアでモンスターと言えばラクササ、神に逆らう邪悪な巨人です」とする。

 

「10年ぐらい前にクアラルンプールで、4メートルの巨人の目撃談が複数あったんです。複数の頭が同時に喋るのを見たという話が新聞記事にもなっていました。そのラクササの肉を持っていると店主が言っていたんです。あの店はインドから来たプロの密漁ハンターを雇っていたので、私たちが見たこともない生物を料理していた可能性はあります」(同)

 たしかに09年ごろのマレーシアでは、ビッグフット的な獣人型UMA(未確認生物)の目撃談が世間を騒がせたことがあった。一部ではそれが古い伝説にある「出っ歯の巨人」とする者もいたが、現地にはよく分からない巨大生物を総称して『ラクササ』と呼ぶ風潮があるらしい。

 実は、この投稿者の話と重なる事実もある。逮捕されたレストランのスタッフである20代の男は、インド国籍で就労ビザを持っていなかったが、逮捕前に周囲に「自分はプロのハンターだ」と名乗っていたことがあったというのである。警察への電話取材では「冷凍肉の8割ぐらい、20キロ以上の肉はトカゲ、イノシシだろうと分かったが、他は不明なものもあった」という。

 また、今回の情報提供で警察が踏み込んだ先は他にも9カ所あり、そこから別の食堂で謎の肉塊が見つかる可能性もあるとしている。万一にも、肉がラクササなど何らかの巨大生物のものであるなら、ひとつの店でさばける量ではないから、別の闇食堂も見つかるかもしれない。

 まだ事件の全容は分からず憶測の部分も多いが、毎年のように新種が発見されているマレーシアだけに、巨人ラクササならずとも別の希少生物が料理となって出されていた可能性は残されているだろう。

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文=片岡亮

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