【前編】ウィキリークスが暴露した「人類を脅かす企業&重大事件6つ」! モンサント文書、ビル・ゲイツ財団、トラフィグラ
内部情報告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏は、今後どうなってしまうのだろうか? 現在、英ロンドンの拘置所に収監されているアサンジ氏だが、今後、米国に移送されることがあれば、最悪の場合禁固175年が言い渡される恐れがあり、世界中の注目が集まっている。
そうした中、オルタナティブサイト「Collective Evolution」(10月6日付)が、ウィキリークスが暴露した6大事件を紹介している。今回は前半の3つを取り上げる。
1、遺伝子組換え作物企業「モンサント」の言いなりになる米国政府
ウィキリークスは、遺伝子組換え生物や遺伝子組換え作物へ反対する声に圧力をかける米国の外交努力を示す文書を公開した。トカナでもたびたび報じてきたように、モンサント社が販売する遺伝子組換え作物やそれに付随する除草薬「ラウンドアップ」が人体に有毒だと懸念されているが、2007年、当時駐仏大使だったクレイグ・ステイプルトンは、モンサント社の遺伝子組換えトウモロコシの種子の導入を見送る国との経済戦争に備えるよう米国にアドバイスし、「EU中に苦痛を与える報復目標のリストを調整する」ことを勧めていたという。
また、2009年の別の文書では、当時ドイツに駐留していた米外交官が、遺伝子組換えトウモロコシに反対しているドイツの政党に関する情報を米政府機関と米国防長官伝え、それを解決するための戦術も助言していたことが明らかになっているそうだ。
さらに、香港で遺伝子組換え食品の表示を求める運動が高まってくると、それに対抗するため9万2千ドルの「メディア教育キット」を国務省の職員が要求したという。これによりバイオ技術やバイオ農業を推奨するDVDが香港の全高校に送付されるのが容易になったそうだ。
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