【前編】ウィキリークスが暴露した「人類を脅かす企業&重大事件6つ」! モンサント文書、ビル・ゲイツ財団、トラフィグラ
2、多国籍企業による有毒廃棄物の不法投棄
2006年、世界第2位の石油貿易会社「トラフィグラ」は、コートジボワールの港付近で500トン以上の有毒な石油廃棄物を不法に廃棄、10万人以上に被害が出た。健康被害が増大する中、同社は機密の調査を行い、廃棄物には目、肺、皮膚の損傷、頭痛、呼吸困難、昏睡、果ては死に至るリスクがあり、また環境にも甚大な被害が出ることを知っていたという。この機密文書は2009年にウィキリークスよって公表された。
3、ビル・ゲイツの財団は環境活動家を脅威と見なしている
2008年、世界最大の財団であるビル&メリンダ・ゲイツ財団は、ストラトフォーという諜報会社に、同財団に対する現在および将来における脅威を評価する報告書の作成を依頼。同報告者は、環境活動家、アジアや南米の先住民による農業団体や農民向けの政党が潜在的な脅威だと評価した。同財団が遺伝子組換え作物を推進していることがその理由だとされる。ウィキリークスは2012年に脅威評価報告書とともに500万通以上のストラトフォーのメールを公開した。
これらの重大な情報は、ウィキリークスが暴露しなければ、何年、何十年、もしかしたら永遠に公表されることがなかったであろうものばかりだ。ウィキリークスの生みの親であるジュリアン・アサンジは、刑務所でその一生を終えるにはあまりにも偉大な人物である。米国移送が実現しないことを心から願いたい。
参考:「Collective Evolution」、ほか
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