二重スリット実験がついに解決された!? 「意識は相互接続」「現実に2つのレベル」 アインシュタインを超える物理理論を提唱!

画像は「getty images」より

 量子力学ではミクロの世界の現象を説明するのではなく、“解釈”する手法がとられている。ミクロの世界の出来事は因果律や無矛盾律といった人間が世界を理解する根源的なルールから逸脱しているため、説明することができないからだ。こうした量子力学の秘教的な性質をアインシュタインは嫌い、「神はサイコロを振らない」と言い放ったという逸話もある。

 量子力学が発見した極微の世界の奇妙な現象の1つが「重ね合わせ」である。このことは有名な「二重スリット実験」で確認され、科学界を震撼させた。

 2つのスリット(細長い切れ目)を通った電子が壁に衝突して作る痕跡をもとに電子が波なのか粒子なのか確定する実験を行ったところ、観察者がいない場合、電子は“波”の性質に見られる干渉縞を作り、観察者がいる場合、“粒子”に見られる痕跡を残すという“非科学的な”事態が生じたことで大問題となったのだ。つまり、電子は「波であり、波じゃない」、「粒子であり、粒子じゃない」という矛盾する性質を抱えていることが判明したのである。

二重スリット実験の概要を解説したアニメーション。「YouTube」より

 これについて多くの解釈が生まれたが、どれも決定打に欠き、百家争鳴の様相を呈している。そうした中、英国のUniversity College of Isle of Manの講師ピーター・モリソン氏は、英紙「Daily Express」(10月19日付)に、この問題の解決策があると語ったという。

「私は、重力、物質、時間、空間、現実そのものの性質、アインシュタインを超えた新しい理論を考えながらロックダウンを過ごしました。中心的な前提は、二重スリット実験が現実の2つのレベルを暴露しているということです。つまり“主観的で知覚的な現実”と“客観的で未知の現実”です」(モリソン氏)

 モリソン氏によると、二重スリット実験で結果に違いが生じるのは、観察行為によって我々に知覚する現実が変化したからだという。客観的な実在のレベルでは、素粒子の波としての性質は失われていないが、観察のあとではわれわれはそれを知覚できないというのだ。

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