「寒さアレルギー」で死にかけた男の実話がヤバすぎる! 大量の汗と蕁麻疹が… 意外に高い発症率、原因は!?
■「アイスキューブテスト」で寒冷蕁麻疹の症状を確認できる
先のメイヨークリニックによると、これらのより深刻な反応は、通常、人々が冷水で泳ぐときなど、全身の皮膚が寒さにさらされると発生する。この男性の場合はシャワーを終えて浴室を出た後、全身が冷気にさらされたことで起きてしまったということだ。
氷を皮膚に約5分間置く「アイスキューブテスト」で寒冷蕁麻疹の症状を確認できるという。アイスキューブを当てた皮膚に隆起した赤い発疹を発症した場合、寒冷蕁麻疹と診断されるのだ。
国立衛生研究所によると、この状態が全体的にどれほど一般的であるかは正確にはわかっていないというが、ヨーロッパでのある研究では、0.05パーセントの有病率が確認できたともいわれている。とはいえ寒冷蕁麻疹でアナフィラキシーショックを起こすのはきわめてまれであるということだ。
寒冷蕁麻疹の原因は不明であるが、遺伝的素因を持っているともいわれている。またウイルス感染や特定のがんなど、免疫系に影響を与える何らかの要因によって引き起こされる可能性もあるという。
アレルギー反応は、寒さにさらされると免疫系がヒスタミンと呼ばれる化学物質を放出し、引き起こされた炎症反応によって発症する。
病院でこの男性は抗ヒスタミン剤とステロイドを投与されて症状は改善した。彼は病院を出る前に、冷水や冷気を避けるように忠告され、緊急事態のアナフィラキシーショックに自ら対応できるエピネフリン自動注射器を処方されたということだ。
この男性の症状まではいかないにせよ、寒さでアレルギー反応を起こす人は考えられているよりも多いのかもしれない。少しずつ寒さが厳しくなってくる季節だけに心当たりのある向きは注意するに越したことはないのだろう。
参考:「Science Alert」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「寒さアレルギー」で死にかけた男の実話がヤバすぎる! 大量の汗と蕁麻疹が… 意外に高い発症率、原因は!?のページです。仲田しんじ、アレルギー、シャワー、アナフィラキシーショック、救急医療、寒冷蕁麻疹などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで