精神薬のあまりにもヤバい副作用から「九死に一生を得た」生還者が集合! 日本人はまったく理解不足だ、決死の告発座談会!
野田靖志氏(以下、野田) 私が以前勤めていた会社はお客様より株主の利益を一番に考えている会社でした。それが嫌で新しい部署を作ったりもしたのですが、上からの圧力で上手くいかず、仕事のことで悩みを抱えるようになりました。その際、会社にメンタルクリニックの受診を勧められ、向精神薬を処方されましたが、その量と種類がドンドン増えていきました。当時は頭が常にボンヤリしていたので、あまり覚えていないのですが、デパス、ハルシオンなど1日20錠以上と睡眠薬も処方されていました。
筋力の低下、気分の落ち込み、被害妄想にも苦しみましたね。誰かの声が聴こえると自分の悪口を言われていると考えてしまったり、子供の声が聴こえると、自分には子供がいなくて申し訳ないという罪悪感に駆られたり。頭が現在の2割くらいしか働いてなかった様に思います。身体中を虫が這うようなムズムズした感覚もありました。断薬してからも7〜8年ほど、このような禁断症状が続きました。
藤永 ムズムズした感覚、それは神経障害ですね。向精神薬は中枢(脳)神経に作用する神経毒ですから。ジストニア(筋肉が引きつる病気)にも向精神薬による薬剤性ジストニアがあります。
■忠告してくれた友人さえ悲劇に襲われ……!
小林まなみ氏(以下、小林) 私は15歳の時に睡眠障害や鬱病のような症状に苦しみ、両親の勧めで心療内科に通うようになったのがきっかけでした。症状が治らずたくさんの病院を巡り、24~25歳の時に受診した病院で「発達障害かもしれない」と言われ、発達障害治療薬とされるコンサータという集中力を上げる薬を処方されました。しかしその量が増えていき、コンサータの他にストラテラも処方されるようになりました。3〜4年ほど服用していました。
藤永 えっ、コンサータとストラテラを同時に!? コンサータもストラテラも、覚醒剤のように目覚めがシャキッとする作用があります。コンサータはナルコレプシー(強い眠気の発作を主な症状とする睡眠障害)以外では処方を禁止されているリタリンと同じ、塩酸メチルフェニデートです。2007年までリタリンは鬱病の薬として処方されていましたが「合法の覚醒剤」として暴力団はじめ、その乱用が社会問題になったからです。コンサータはリタリンの徐放剤(薬の効果が持続する時間を延ばしたもの)で、成分が身体にじわじわ広がり効き目が長く続きます。コンサータもストラテラも本来同時に処方するのは好ましくないのです。なお日本では、覚醒剤と似ているとされた塩酸メチルフェニデートどころか、覚醒剤の原料そのままであるアンフェタミンを成分とするビバンセが発達障害の治療薬として2019年5月に承認されてしまいました。
小林 その件ですが、同じく薬を処方されている知人も心配していました。結局、ストラテラは酷い吐き気がするのでやめました。
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