宇宙で完全に未知の「電波モヤ」が発見される! ワームホールの“喉”なのか、人類の智を超えた謎がまた一つ… 科学者も大興奮!!

■消去法による可能性の排除

 ORCの謎に挑むといってもどこから手をつけてよいのか見当もつかないのだが、そういう場合の常套手段となるのが消去法である。ORCがどんな現象であるのかはわからないが、“この現象ではない”でふるいにかけ、その可能性を一つずつ排除してみることが求められる。

 まずは超新星爆発の残りかすである可能性だ。我々の銀河の恒星が爆発した後に残された“余波”のようなものと考えられるのかもしれないが、その可能性はないに等しいという。ORCはこの天の川銀河のほとんどの恒星から遠く離れており、数も多過ぎるのだ。

 ORCが銀河内で恒星が形成される際の激しいバーストによる電波放射の輪である可能性もまずないという。恒星の形成されている銀河は見当たらないということだ。

 ORCが超大質量ブラックホールの周囲から噴出する電子のジェットによって引き起こされた電波銀河(radio galaxy)でみられる電波放射である可能性もないという。電波銀河で見られるもつれた雲とは異なり、ORCは非常にはっきりとした円形であるというのがその理由だ。

 それらは、遠方の銀河からの電波が銀河団の重力場によって円に曲げられている「アインシュタインの環(Einstein ring)」である可能性もない。ORCは形が整い過ぎていて、中心にクラスターも見えないからだ。

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「The Conversation」の記事より

■科学者「ORCの謎に挑むのはエキサイティング」

 オーストラリア天文学会の出版物に掲載されるORCに関する論文では、すべての可能性を検討し、この謎めいたORCは、我々がすでに知っているもののようには見えないと結論付けている。

 そのため、遠方の銀河での爆発による巨大な衝撃波など、残された可能性はまだあるが、それを手繰り寄せるためには観測されていないものを模索する必要がある。このような爆発は、高速電波バースト、または重力波を生成する中性子星とブラックホールの衝突と関係がある可能性もある。

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