和歌山市の動物愛護クラウドファンディング詐欺疑惑、報道内容を超える「ずさんな実態」判明! 現地の活動家が暴露

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イメージ画像:「Getty Images」

 和歌山市が平成30年度(2018年度)に動物愛護のためと銘打って実施したクラウドファンディングにおける資金の使途が“詐欺まがい”ではないかと今年、大いに炎上した。


■クラウドファンディングの本当の目的は…!?

 同市がクラウドファンディングで募ったのは、2019年オープンの「動物愛護管理センター」で“殺処分ゼロ”を目指して、犬や猫の不妊去勢手術をするための設備を充実させるための資金だった。2018年5~12月にかけてふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング」を実施したところ、計1464人が応募し、目標額(1800万円)を大幅に上回る2457万9745円が集まった。

 特設サイトに掲載されていた募集要項は下記の通りだ。

「和歌山市では動物愛護センターを建設し、平成31年度中の業務開始を目指しています。この施設では犬猫の不妊去勢手術と簡易な治療も実施する予定ですが、そのためには手術台や診察台、麻酔装置など様々な設備や薬品が必要です。そこでガバメントクラウドファンディングを活用し、設備に要する資金を広く集め、設備等の充実を図りたいと考えています」

 ところが、今年9月24日の和歌山市議会の厚生委員会で、芝本和己議員がクラウドファンディングで集まった費用の一部が「印刷製本費」「自動車保険料」「火災保険料」など、募集要項とは異なる用途で使われていると指摘。さらに2019年度の不妊去勢手術はわずか猫8匹であったことなどが判明。寄付金や施設の管理に至るまで極めてずさんな態勢が次々と発覚し、“詐欺まがい”であると厳しく糾弾される結果を招いたのだ。これを受けて、9月28日に和歌山市の尾花正啓市長は次のように謝罪した。

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画像は「和歌山市」より引用

「当局の答弁に大きな誤りがありました。約2790万円の寄付金を全額使用しているのではなく、今年度末に1370万円残る見込みとなっております。(中略)皆さまに和歌山市への不信と不快な思いをさせましたことに深くお詫び申し上げます。今後、寄付金を明確化するために基金化していきます」

 炎上の終息を図ったようだが、一度失った信用はそう簡単に回復するものではない。これからクラウドファンディングで得た残りの資金がどのように使われるのか、日本中が注視している状況だ。

 それにしても、行政がこのように人々の善意を利用して金を集め、それを本来の目的以外に使用するとは、構図だけを見ると詐欺的手法と指摘されても仕方がないように思えるが、実際に和歌山で動物の保護活動を行っている人々は今回の問題をどのように見ているのか? 筆者は和歌山県在住のA夫妻に今回の件についてインタビューを行った。このA夫妻は、和歌山市の動物愛護管理センターにも何度が足を運び、里親探しに協力していた。

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