マイナス10度の川で泳いでみたキツネ → モフモフのまま瞬間冷凍され死亡! 世界的話題の写真=ロシア
ロシアでは、地球上の他のどんな場所にも存在しないようなシロモノが見つかることがある。今回は、コレだ――。
■まるごと瞬間冷凍されたキツネが発見される
ロシア南西部ヴォロネジ地域のボブロフスキー地区にある、何の変哲もない川で思いもよらぬ大物が発見された。冷凍キツネだ。なんと、川の中で一匹まるごとフリーズしてしまったらしい。
そもそも、キツネは泳ぎが得意なはず。賢い彼らは水上に浮かぶ水鳥の巣を狙って、ちょくちょく川へと入り込む。だが、ごくまれに「河童の川流れ」を演じてしまう連中がいるのも事実だ。写真のキツネはおそらく一瞬の気の緩みから、川を渡っている最中にスルッと氷の下に頭を潜らせてしまい、パニックに陥ってしまったのだろう。
大自然のトラップにかかった哀れなキツネ。氷結した水面下に没した直後はまだ生きていたらしく、最期の気泡が鼻から出切っていない姿がなんともむごたらしい。断末魔の苦しみを物語るようで正視に堪えない。ほぼ瞬間冷凍したのだろうか。想像するのさえおそロシア。
とにかく、ロシアはバカ寒い。毎年冬になると、野外にいる犬や猫が凍死してしまうことがザラにある。母犬が凍えて死んでしまえば、残された子犬たちが命を落としてしまうのは推して知るべし。弱肉強食の自然界なのだから当たり前といえば身も蓋もないが、やはり同じ命を与えられた生身の人間としては心がザワついてしまう。
アンラッキーな命の終え方となってしまった今回の彼(と、勝手に決めている)だが、なんとあろうことか、現在インターネットでバズりまくっているという。
「氷河期が来た! ロシアの場合」、「地球温暖化! ますます冬の寒さが厳しくなってる」、「狩人に殺されたほうがマシだったね」と、ややシニカルな言葉が目につくが、死後に有名になるなんて狐自身も夢にも思わなかったのではないだろうか。
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