まるでチンチンを見せつけている変態!? 名古屋の「桃太郎神社」を村田らむが取材!
再び、デスロードを登って行く。
そして現れたのは『レストラン桃太郎』だった。昭和のドライブインという感じの大きなレストランだ。そしてその対面に、桃太郎公園と桃太郎神社がある。
入り口の『桃太郎神社』と書かれた大きな鳥居の下には、どんっとサルがいた。鎧をつけて、しゃがんで、手にはきびだんごを持っている。その横には、赤鬼が桃太郎神社と書かれた幟を持って座っている。オープニングアクトはサル&赤鬼か〜弱いなあ。サルは桃太郎のレギュラーメンバーではあるが、ピンではなかなかつらい感じがする。
犬山モンキーパークが近くにあるし、サルへの信頼が高いのだろうか?
ちょい先に進むとキジが登場である。キジと言えば、自衛隊で言えば航空自衛隊。空担当であるが、しっかりと鎧を着込み刀を持って歩いている。完全に防備に全振りし、飛行能力は捨てたようだ。
特にツッコミどころのないイヌを通り過ぎると、大きな岩が置かれていた。看板には
『洗濯岩 昔々この岩の上で毎日洗濯をしたお婆さんの足跡が遺っているので前方の木曽川岸からここに移動させたものであります』
と書いてある。岩に足跡が残るって、お婆さんは伝説の格闘家かなにかか?
看板の後ろにはでかい桃をニコニコ運ぶお婆さんの像があった。大きさからしてかなりの重量がありそうな桃だが、岩に足跡を残す婆の手にかかれば容易いことなのかもしれない。
ふと横を見ると、ものすごく雑な顔出しパネルが置いてある。赤鬼と青鬼のペアなのだが、腹の部分に穴が空いている。腹の部分から顔を出すって、なんか鬼に無理やり取り込まれた感ある。デビルマンのトラウマ回のようだ。
あと、鬼の虎のパンツはかなりのハイレッグでセクシーである。
そしてやっと、主人公桃太郎の登場である。境内へ向かう階段の下の鳥居の前で、パカッと割れた桃の中から元気よく飛び出している。桃から産まれた時は赤ちゃんってイメージあるけど、かなりでかい。三重顎なんかかなり中年メタボ感がある。小さいけれど、チンチンもしっかり作られている。
00”
帰り道で、この桃の前をお姉さんたちが通ったのだが、まるでチンチンを見せつけている変態のようだった。
桃太郎神社と書かれた幟が立てられた階段を登っていくと、薪を担いだおじいさんが立っていた。目つきが悪い、意地悪そうな爺さんである。
ジジイとすれ違い、階段を上まで登りきると『日本一桃太郎』と書かれた石碑が建っている。
奥の石垣には桃太郎一座がいた。赤鬼青鬼が見張り役のように前に立ち、イヌサルキジが並んで座る。その奥に桃太郎が座っているが、非常にふてぶてしい。
きびだんごを片手に持っているが、交渉する人間の顔じゃない。官僚の顔だ。こんなヤツの下で働きたくないな〜と思う。
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2024.10.02 20:00心霊まるでチンチンを見せつけている変態!? 名古屋の「桃太郎神社」を村田らむが取材!のページです。愛知県、桃太郎神社などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで