「UFO情報を隠蔽するな」あのユングが米空軍にブチ切れ、CIA文書で発覚! 空飛ぶ円盤に魅了された心理学の巨人の素顔
有名な心理学者のユングが米空軍に怒り心頭――!。UFO情報を隠蔽するなと米空軍を激しく非難していたことが機密解除された文書から明らかになっている。
■ユング「空軍がこれらの物体についての真実を隠蔽している」
分析心理学、いわゆる“ユング心理学”を創始したカール・グスタフ・ユング(1875~1961)はUFO現象にも興味を持っていたことで知られているが、機密解除されたCIA文書から、ユングはUFO情報の隠蔽工作を図る米空軍を厳しく断罪していたことが明らかになっている。
CIA(米中央情報局)の3代目(1947~1950)の長官ロスコー・ヒレンケッターは、かつてUFO情報の扱いについて深刻な懸念を抱いていたことが文書で残されている。
「真実が明らかになる時が来ました。舞台裏では、空軍の高官はUFOについて真面目に心配しています。しかし、公式の秘密と嘲笑を通して、多くの市民は未知の飛行物体がナンセンスであると信じるように導かれます。私は未確認飛行物体についての秘密主義からの危険を減らすために、議会の即時の行動を要請します」(ロスコー・ヒレンケッター)
ヒレンケッターの懸念は機密解除されたCIA文書の中に記されている。この特定の文書にはユングについての言及もあった。それは次のような文書で、当時の有名なUFO研究者であるフレッド・キルシュによって記されたものである。
「これは、ユング博士が空飛ぶ円盤を信じていることと、空軍がこれらの物体についての真実を隠蔽しているという彼の告発を批判した手紙(8月6日)に対する返信です。ユング博士が、そのような告発をした最初の人物ではないことを指摘したいと思います。彼は単に最も新しい論客です。まったく同じ告発が、海軍誘導ミサイル研究プログラムの元ディレクターであるデルマー・ファーニー提督とCIAの元長官、ヒレンケッター海軍少将からもなされました。双方は米空軍の調査が実際にどれほどあるのかを知る立場にあるでしょう」(文書より。筆者:フレッド・キルシュ)
この1959年の文書には、1958年から1962年まで続いた米空軍UFO調査プロジェクト「プロジェクトブルーブック」のディレクターであったロバート・フレンド大佐が、これらの物体が何であるかを米空軍が知っていたことが示唆されている。この時期、UFOと地球外知的生命体に関する情報は米空軍に集中しており、米空軍側もそれをすべて関係筋に開示していいものなのか躊躇していた形跡が読み取れるのだ。
「私たちが(エイリアンから)連絡を受けているという豊富な証拠があり、地球外文明が非常に長い間地球を訪れているという証拠もあります」(元NASA宇宙飛行士でプリンストン物理学教授のブライアン・オレアリー博士)
ユングがそのような告発をする唯一の論客であるならば、例外的な主張として無視することもできなくはない。しかし、多くのパイロット、航空レーダー管制官、および他の訓練されたオブザーバーがUFOが本物であることに同意する時、UFO現象の真剣な再評価が必要とされてくることは間違いない。
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2024.10.02 20:00心霊「UFO情報を隠蔽するな」あのユングが米空軍にブチ切れ、CIA文書で発覚! 空飛ぶ円盤に魅了された心理学の巨人の素顔のページです。UFO、CIA、エイリアン、仲田しんじ、心理学、機密文書、米空軍、空飛ぶ円盤、カール・ユングなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで