【実録オカルト事件簿】悶死、怪死、不審死…岐阜県の「呪いの池」がガチやば!
【実録オカルト事件簿】悶死、怪死、不審死…岐阜県の「呪いの池」がガチやば! 県庁、ゼネコン大手も忌避する超禁足地!
――ガチ案件ですね……。
(神ノ國ヲ) さらに事件は続きます。1929年(昭和4年)5月下旬、岐阜県庁は木曽川・支派川改修工事の土砂埋立地として、三井池を選定します。なんと請負業者は「大林組」です。この大林組が、あの日本屈指のゼネコン大林組か否か定かではありません。しかし、県庁の工事を任される建設業者となると限られてきますから、ほぼ間違いなく、あの大林組でしょう。
記録によれば、この大林組が雇った人夫・尾関庄太郎が「三井池の大蛇の祟り」について聞いた途端、全身金縛り、凄まじい形相をして倒れてしまい大騒ぎになったと言います。大林組から派遣された二十人の男がようやく尾関を屋内へと運ぶと、今度は尾関が蛇のように体をくねらせてのたうち回り、医者に見せるも為す術なく、近所の金龍寺住職や御嶽行者を招いて加持祈祷を行いました。
すると尾関が「我、三千年の昔より三井池に住む龍王にて眷属七人を持つ、三井池を埋づめるならば、大林組はもとより村人一人残らず取り殺さん」と怒鳴った。大林組の監督が平伏して「鎮まって下さい」と嘆願し、引き続き加持祈祷を行って、やっと尾関は正気に返るも病臥したまま。
慌てた大林組は岐阜県庁に報告し、土砂の埋立地の変更を要請。土木係官が派遣されて事件を調査し、変更が認められた。その後、大林組は伊勢神宮へと代参を立ててお祓いをお願いし、人々は夢のお告げから、龍王を祀ることを決定。以来、毎年7月20日に三井池を祀ったと言います。
――凄まじいですね……現在はどうなっているのでしょうか?
(神ノ國ヲ) 実は現在、心霊スポットとして「三井池」は有名ではありません。しかし、同じ各務原市の「苧ヶ瀬池(おがせいけ)」は、この三井池と酷似した「古くからの龍神・水神」の伝説が残っているのです。しかも、苧ヶ瀬池には「八大竜王」が祀られています。三井池の龍神は「七柱の眷属を従える」と語りました。三井池の龍神一柱と七柱の眷属。合計すると八柱の龍神。一体、この奇妙な符号は何を意味しているのでしょうか。
そもそも「三井」池は「御井神(みいのかみ)」に由来するものです。御井神は、別名「木俣神(きまたのかみ)」です。スサノオの子孫にして出雲系の国津神が主神・大国主命の子、水と木を司るのが木俣神です。国津神は、古来より日本を治めてきた土地神です。神意に反する乱開発に対する警鐘が、岐阜県で多発する心霊現象の背景にある可能性は否めません。
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