【警告】中国が人類初の月面基地建設で月の支配権掌握へ! NASAの優位性完全消滅、レーザー焦点モードに突入!
中国の宇宙進出がとどまるところを知らない――。このままいけば、月の支配権を中国に握られることになると専門家が警告している。
■着々と進む中国の宇宙開発
昨年12月には中国の月探査機「嫦娥(じょうが)5号(Chang’e-5)」が中国初のサンプルリターン・ミッションを成功させ、宇宙開発における中国のプレゼンスをさらに高めている。
そして今年2月10日には中国初の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」が火星の周回軌道に入り、火星地表への着陸を5月に予定している。2月19日にはNASAの最新火星探査車「Perseverance(パーサヴァランス)」が一足先に火星に着陸しているが、5月を迎えれば火星地表はNASAの独壇場ではなくなることになる。
冷戦終結以降、宇宙開発においてこれまで世界をリードしてきたNASAだが、その優位性は徐々に中国をはじめとする新規参入勢に奪われつつあるといっても過言ではないだろう。
宇宙開発史の専門家で『Mars:Our Future on the Red Planet』(2016年)の著者であるレオナルド・デイビッド氏は、中国の宇宙開発の野心に国際社会は警戒すべきであると警告し、近い将来、中国が最初に月面基地を建設する可能性が高いことを指摘している。
「北京が月探査の課題を推し進めています。最終的には中国が月に自家製の“ブーツ”を置くことにつながります」(レオナルド・デイビッド氏)
火星の周回軌道に乗った「天問1号」についても、中国は着陸を急ぐのではなく、周回したまま3カ月を費やしてじっくりと火星地表の詳細な地図を作成するのだとデイビッド氏は説明している。特に火星地表から直下に氷の層がある場所を念入りに探しているという。その層の下には液体の水で満たされた湖がある可能性があり、場所が特定できれば将来の有人探査においてそこから水を入手できるかもしれない。
そして地球の衛星軌道上においても、中国は近く新たな宇宙ステーションの建設に着手するということだ。
また中国だけでなくUAE(アラブ首長国連邦)の火星探査機「HOPE(ホープ)」がこの2月に火星周回軌道に乗ることに成功している。UAEは2117年までに火星に都市を建設する計画も進めており、各国の宇宙開発競争はいよいよ本格化していると言えるだろう。
■米軍トップ「レーザーのような焦点」を当てて警戒する
専門家だけが中国の宇宙開発の進捗に危機感を抱いているわけではない。
バイデン政権の新しい国防長官であるロイド・オースティン氏は、「宇宙ベースのプラットフォーム」の構築を含め、北京に対する軍事的優位を維持するために「レーザー焦点」を当てて警戒するよう政府に進言している。米軍のトップもまた中国の宇宙への野心について懸念を表明しているのである。
宇宙開発が軍事戦略に密接に関係していることにはデイビッド氏も懸念している。
「軍事戦略のレベルは、海、陸、空中戦の能力から宇宙へ、さらには月へと移動しています」(デイビッド氏)
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2024.10.02 20:00心霊【警告】中国が人類初の月面基地建設で月の支配権掌握へ! NASAの優位性完全消滅、レーザー焦点モードに突入!のページです。NASA、仲田しんじ、レーザー、宇宙ステーション、宇宙開発、火星探査、月面基地、宇宙軍、嫦娥5号、天問1号などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで