ナルシストは感染することが発覚! 周囲に「ナルシズム代理人」がウヨウヨ…ナルシストの本質とは!?
ナルシズムは周囲の人にも伝染するという。ニュースサイト「Salon」(3月6日付)が報じた。
ニューヨークに拠点を持つジェシカ・ベーア医師によると、ナルシストの周りには「フライングモンキー(空飛ぶ猿)」と呼ばれるナルシズム代理人たちが生まれるという。フライングモンキーとは映画『オズの魔法使い』に出てくる魔女の使い魔である。つまり、ナルシストの自己愛を強固にするため、当人に成り代わって周囲に毒を吐く人物がフライングモンキーだ。
ベーア医師によると、「代理ナルシズム現象は、人々がナルシストに代わって行動し、自分の目標や利益に貢献するとき、必ずしもナルシストであるとは限らないにもかかわらず発生する」という。
心理学者のラマニ・ドゥルバスラ医師は、主役のナルシストは得意のいじめ口調でフライングモンキーたちに被害者意識を植え付け、その被害者意識を正当化させるため、創造された加害者に対して激しく攻撃を加えると説明する。これにより“共有された全能感”が生まれるそうだ。その具体例はカルト宗教の指導者とその信者たちの関係性に如実に現れているという。
また、米イエール大学の精神科医バンデ・X・リー博士によると、トランプ前大統領とQアノン信奉者の関係もそれに類同的であり、ナルシストであるトランプ前大統領は病理学的な戦術を使って支持者をフライングモンキーに仕立て上げたと主張している。また、トランプ支持者には自己愛的共生と共有精神病という2つの病理が見て取れるとのことだ。
「自己愛的共生とは、集団の中で自己愛が傷ついた個人が、リーダーやフォロワーとして互いに引き寄せられることを指します。リーダーの立場にある人は、劣等感、無価値感、能力の欠如という耐え難い内面の感覚を補い、自分が切望する群衆の称賛を集めるため、自らの立場を利用しています。また自己愛が傷ついている信者は、壮大な全能を投影して支持を得ようとするこうしたリーダーに磁石のように引き付けられます。外から見れば、こうしたリーダーの行動は”漫画的”ですが、全能と無謬性の投影は”ナルシズムの本質”なのです」(リー博士)
こうした事例はより小規模に日常的に見られるだろう。もしかしたら、あなたも気づかぬうちにナルシストの瘴気にあてられているかもしれない。
参考:「Salon」、ほか
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