宇宙人による誘拐「エイリアン・アブダクション」とハーバード大学のガチ確執が流出! やはり宇宙人はいる!?
ハーバード大学の精神科医で著書がピューリッツァー賞を受賞している故ジョン・マック博士はいわゆる“エイリアン・アブダクション”を研究していたことでも知られている。さまざまな議論を呼んだマック博士のエイリアン・アブダクション研究だが、ここにきてマック博士に新たな光が当たっているようだ。
■故ジョン・マック博士に再び注目が集まる
『アブダクション―宇宙に連れ去られた13人』(2000年、日本語版・ココロ)などの著書を持つジョン・マック博士(1929-2004)だが、決してUFO研究を専門としていたわけではなく、れっきとしたハーバード大学の精神医学者であり、著作の1つである“アラビアのローレンス”についての伝記『A Prince of Our Disorder』はピュリッツアー賞を受賞している。
エイリアンに誘拐された体験を持つと主張するいわゆる“アブダクティー”200人あまりをインタビューしたマック博士は、最終的に彼らのエイリアン・アブダクション体験は“真実”であるとの結論に達した。
しかしながらアブダクティーを擁護するマック博士のスタンスを疑問視する声も学問の世界から上がりはじめ、後にハーバード大学と大規模な法廷闘争に発展する事態を招いている。そして2004年9月、マック博士は自宅近くで交通事故に遭い、74年の生涯を終えることになった。
この突然の死によってエイリアン・アブダクションの議論はいったん棚上げになってしまったのだが、先日にはこのマック博士に新たな光を当てる新刊が出版されている。
今年3月15日に発売された『The Believer: Alien Encounters, Hard Science, and the Passion of John Mack』は、ジョン・マック博士の研究生活に深く切り込んだ内容になっている。そしてこの本の著者は、米紙「The New York Times」で2017年12月にペンタゴンからリークされた“本物のUFO動画”をスクープした記事を執筆したラルフ・ブルーメンソール氏なのだ。
書籍の紹介文によれば、マック博士の40年間の研究の中で、エイリアン・アブダクションへの彼の関心は好奇心から驚きへと変化し、最終的には無限の揺るぎない情熱へと発展させていたのだという。
マック博士が遺した遺稿や日誌、メモなどを収集、分析する一方、彼の家族や親しい仲間へのインタビューに基づいて、最も深い科学的難問を探求した男の人生と仕事を明らかにし、人生が終わる直前までマック博士を魅了していた隠された次元と代替現実についての知見を深めるということだ。
この新著の発表に合わせて米メディア「Mystery Wire」においてジャーナリストのジョージ・ナップ氏が著者のラルフ・ブルーメンソール氏にインタビューを敢行。そこでは興味深い話が語られている。
ブルーメンソール氏によればマック博士がエイリアン・アブダクションの研究に乗り出すきっかけになったのはアーチストでUFO研究家のバッド・ホプキンズ氏(1931-2011)に出会ったことであるという。ちなみにホプキンス氏はその時点ですでにエイリアン・アブダクションの研究者であった。
自身もUFOの目撃者であるホプキンズ氏は、催眠術を用いてアブダクティーの記憶を呼び覚まし、エイリアン・アブダクションで何を経験したのかを探り出す手法で研究を進めていた。
これに興味を持ったマック博士は、ホプキンズ氏の手法を科学的に掘り下げることに取り組んだのである。マック博士は自宅で“セッション”を開催し、退行催眠中のアブダクティーにインタビューを行って情報を収集して著書にまとめていったのだ。
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2024.10.02 20:00心霊宇宙人による誘拐「エイリアン・アブダクション」とハーバード大学のガチ確執が流出! やはり宇宙人はいる!?のページです。UFO、仲田しんじ、エイリアン・アブダクション、ハーバード大学、アブダクティー、ジョン・マックなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで