カナダで未知の脳疾患クラスターが急拡大中!! 幻覚、記憶喪失、ヨダレを垂らし… すでに死者複数のヤバすぎる事態!

 カナダで謎の脳障害が流行しているという。英高級紙「The Guardian」(3月30日付)など、複数メディアが報じている。

Mystery brain disorder baffles Canadian doctors (The Guardian)

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画像は「The Guardian」より引用

 報道によると、原因不明の脳障害が発生しているのはカナダ・ニューブランズウィック州だ。患者の多くは州北東部のアカディアン半島の過疎地で発生したといい、記憶喪失、幻覚、脳萎縮、視力障害、異常なけいれんなどの神経疾患を疑わせる症状を起こしているそうだ。地元公衆衛生当局の調査によると、2015年に1例、2019年に11例、2020年に24例の疑わしい症例が見つかっており、少なくとも5人が死亡しているとのことだ。

 先日、州の公的機関から漏洩したメモによると、当局は初めのうち、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)を疑っていたようだ。CJDはプリオンという異常なタンパク質が原因で脳神経細胞が障害されて起こる病気で、行動異常や視力障害、認知症などの障害を引き起こすことが知られている。しかし調査を主導する神経内科医のアリエル・マレロ氏は、「プリオン病であると示唆するような証拠はありません」と述べている。そして現時点でも、明確な原因はわからないままだ。

 マレロ氏によると、患者はまず原因不明の痛み、けいれん、行動の変化といった不安やうつを思わせる症状を訴えたという。しかし、症状は18〜36カ月にわたって悪化の一途を辿り、認知機能の低下や筋肉の衰え、よだれを垂らしてしまう、歯をカチカチ鳴らしてしまうといった症状を訴えたほか、多くの患者が虫が皮膚を這っているような感覚など、嫌な幻覚を体験しているとのことだ。

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画像は「Getty Images」より引用

 前述したとおり、病気の原因はまだ不明であるが、発生地域が限られていることから、水源や動植物、昆虫といった環境的な要因の調査が進められている。マレロ氏は「この症候群を患っていると思われる患者が増えている」と述べると共に、真の原因が判明するまでには時間がかかると訴え、むやみに不安を抱かないように警告もしている。

 カナダの一部で広がる謎の病。これ以上の大ごとに発展しなければ良いのだが――。


参考:「The Guardian」、「Live Science」、ほか

編集部

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