脳に電極、死ぬまで電気ショック2000回… CIA機密文書で判明した残酷すぎる「リモコン犬」計画全貌!

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「Daily Mail」の記事より

■2000回もの電気ショックの末に実験犬が死亡

 新たな文書によれば、電極を埋め込まれたある1匹の犬(ベーグル)には約80~90ボルトの電気刺激を与えられて行動を制御する実験が繰り返された。そして約2000回もの電気刺激の末に「犬を殺すのに十分な重症度の痙攣が発生した」ことが文書に記されている。つまり、実験の犠牲になったのだ。

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「Daily Mail」の記事より

 この犬の死後、研究者たちは「ユーレカ(Eureka)」と名付けた別のビーグル犬を使って研究を進めた。前回の反省を踏まえて担当者は約12~15ボルトの電流で開始した。

 数日間のテストが終了した後、ユーレカの身体機能や運動性能は低下しなかったことが記録に残されている。ちなみに電極を脳に“埋め込む”とあるが、正確には電極は頭蓋骨を貫通していないという。頭蓋骨の一部を露出させ表面を削ったり浅い穴を開けたりはするのだが(セメントで固定しやすくするため)、電極が直接脳には触れない仕様になっていたという。したがって実験終了後には電極を取り去って頭の傷が癒えればまた元の姿に戻れるのである。

 ユーレカでの一応の成功を見た研究者たちは次の質問に直面する。

「私たちはユーレカと続けて一緒に働き続けるべきですか? それとも組織学的分析のために彼を犠牲にするべきですか? 後者に決められました」と報告書には記されている。

 詳しい組織学的分析(histological analysis)に回されることによってユーレカの命もまた犠牲になったのである。

「その犬の組織学は完了したばかりであり、電極の先端は内側前脳領域、おそらくフォレリ野(Campus Foreli)にあったと私たちは判断しています」(レポートより)

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「Daily Mail」の記事より

 この喪失に続いて新たな実験犬である「ユーレカII」はフィールドで満足のいくテスト結果を示した後、耐久試験のために実験室内に持ち込まれた。この実験は8時間連続して行われたとのことだが、この後にユーレカIIがどうなったのかについての記述はないということだ。

「The Black Vault」によれば2020年8月4日の時点でこの案件について少なくともまだ1つの機密文書ある可能性があると言及しているので、今後さらに新たな事実が明らかになるかもしれない。その時にはまたいち早くお伝えしたい。

参考:「Daily Mail」、「The Black Vault」、ほか

文=仲田しんじ

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