「超能力は遺伝する」サイキックの全ゲノム解析でわかった驚愕の真実!! テレパシー・予知・透視… “超能力一家”は実在する!

 生物の外見や体質など、さまざまな要素が親から子へと遺伝するが、では“超能力”は遺伝するのだろうか。最近になってこの問題に取り組んだ興味深い研究が発表されている。


■超能力は遺伝するのか?

「超能力」にはテレパシーや透視、リモートビューイングなどさまざまな形態がある。厳密な科学的管理の下で実証され、統計的に有意で再現性のある結果が得られた研究がこれまでにいくつもある。かつてのCIA機密文書のアーカイブにも、念力やヒーリングなどの“特殊能力”を持つ個人に関するものなどが多数含まれ、その一部が公開されている。

 一般の人々が抱くイメージと異なり、実はこのように科学的研究の対象となっている超能力だが、最新の研究では超能力者の全ゲノムを解析して、遺伝子の観点から超能力者の特性を探る研究が行われており興味深い。

 米カリフォルニアのノエティックサイエンス研究所(Institute of Noetic Sciences)やベルギーのブリュッセル自由大学、イスラエルのORTブラウデ工科大学の合同研究チームが2021年3月に学術誌「EXPLORE」で発表した研究は、超能力を持つ人々の遺伝的特徴を探求するものになっている。

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「Collective Evolution」の記事より

「多くの認知能力と知覚能力は遺伝的要因に関連しています。 未解決の問題は、心と心のコミュニケーション(言語、テレパシー)、発生する前の将来の出来事の知識(予知)、隠されたまたは遠隔の出来事の知覚(透視)などの並外れたサイキック能力もまたそうであるかどうかです。遺伝的要因に関連している可能性があります。このような並外れた能力の現実の証拠は、過去1世紀にわたって実施された実験の複数のメタ分析によって提供されており、独立した再現性と強力な統計的有意性を示しています」(研究論文より)

 超能力がじゅうぶんに科学的研究の対象になることを指摘したうえで研究チームは超能力が遺伝するものであるのかどうかの疑問に取り組んでいる。

「事例証拠は、これらの能力の異常な症状が家族ぐるみで顕れることを示唆しています。サイキック能力の遺伝学を評価した正式な研究はほとんどありません。一卵性双生児を用いたテレパシー研究では、テレパシータスクのパフォーマンスに関して、一卵性双生児の一致度が高いというさまざまな証拠が見つかりました。最大4世代にわたるデータを持つ家族のケーススタディも実施されました」(研究論文より)

 つまり、一卵性双生児はテレパシーで交信できる可能性が高いということになる。

「『二次視力(second sight)』における家族性遺伝のパターンも調べられました。この能力は自然なサイキック能力であると信じられており、贈り物と見なされることもあれば、苦痛と見なされることもあります。それは予言的なビジョンを持つ能力であり、スコットランドの伝統の中では遺伝性であると考えられてきました。二次視力の正式な血統分析によって、常染色体優性遺伝のパターンを発見しました。他の研究では、サイキック能力と側頭葉との関係が評価されています。しかし、私たちの知る限り、現代の遺伝学技術を使用して同様の調査は行われていません」(研究論文より)

 ビジョンを見る能力もまた遺伝性のものである可能性が示唆されている。やはり“超能力一家”は存在するのだろうか。

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画像は「Unsplash」より

■遺伝子の観点からのサイキック研究

 研究チームは、世界の3000人を超える候補者の中から厳密なスクリーニングを行い、自他ともに認める13人の超能力者を特定し、各人の年齢、性別、民族が一致する非超能力者の個人を10人、コントロールグループとして用意した。

 そしてこの23人の参加者の唾液を採取し、全ゲノム解析(全エクソーム解析)によって詳しく分析。その結果、残念ながらシーケンスデータには超能力者とコントロールグループの間に有意な違いは見られなかった。

 しかし、7番染色体上のTNRC18遺伝子(トリヌクレオチドリピート含有遺伝子18タンパク質)のエクソンに隣接するイントロン(非タンパク質コード領域)に違いが観察されたのだ。この領域でコントロールグループの7人にGG型(グアニン-グアニン型)からGA型(グアニン-アデニン型)への変化が見られたのだが、超能力者には誰一人としてこの変化が見られなかったのだ。

 サイキック能力が遺伝的である可能性を示唆する重要なマーカーは見つからなかったのだが、だからといって遺伝性がないとはならない。エピジェネティックな研究を通じて、身体的であれ感情的であれ、さまざまな特性が子孫に受け継がれていることはすでにわかっている。そして、この研究が主にコントロールグループに限定された非コーディング変異体を特定したことは興味深い注目すべき点ともいえる。

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