科学者が考える「100万年後の人間の姿」がヤバすぎる! 小型化、ガングロ、脳インプラント、腕と脚が…!

 全ての生物は何らかの形で、ゆっくりとした進化の途上にあるというが、人間は100万年後、いったいどのような姿になっているのだろうか――。

■進化した未来の人間の姿は?

 この答えを出すためには、歴史を遡り、人間の姿の変遷を見る必要がある。

 まず100万年前、現生人類であるホモサピエンスはまだ存在していなかった。そして過去1万年の間には、農業生活の開始と豊富な食物という重要な変化が人間に起きた。その結果、人間は以前より体重が増え、一部の地域ではより背が高くなっている。

 情報生命科学分野から見る、未来の人間の姿はどうだろうか。

 デンマーク、オーフス大学バイオインフォマティクス・リサーチセンターのトーマス・メイランド准教授は「未来の人間は人口密度の高い地球で、より少ないエネルギーで生存出来るように、より小さくなるだろう」と述べる。

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「BBC」の記事より

 そしてメイランド准教授は近世の人間が「多数の人と日々交流すること」に関連して、進化の可能性があると示唆する(人間が農耕を始めた新石器時代まで、全ての人類は狩猟採集民であり、日々接する他者はごくわずかであった)。

 例として「人の名前を記憶する能力」は、太古の時代に比べて現在でははるかに重要なスキルとなっている。

 人名の記憶に関係する遺伝子はすでに判明しているため、脳にインプラントを行い、人の名前をより簡単に覚えられるようにすることは可能だ、とメイランド准教授は説明する。

「これはまるでサイエンス・フィクションのように聞こえますが、現在すでに可能なことです。ただし、それはまだきわめて実験的段階にあります」と語り、そして脳へのインプラントは「もはや生物学的問題ではなく、単なる技術的問題だ」と付け加えた。

 さらに将来的には、脳への埋め込みだけでなく、さまざまな周波数の色や映像を読み取れるカメラ付き義眼など、インプラントは人のパフォーマンスを改善するためのものとなるという。

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「BBC」の記事より

 そして「デザイナー・ベビー」については、科学者たちはすでに胚の遺伝子を変える技術を持っており、倫理上の問題を指摘する声もあるが、将来的にはネガティブな影響を及ぼす特定遺伝子を改変しないことこそが非倫理的であると見なされる可能性もあるという。

 そして、子どもの外見等についての選択が可能になれば、生まれてくる子どもは皆、親が望む外見を持って生まれてくることになるだろうと言及する。

「それは人間が犬の品種改良で行っていることと同じことを、いずれ人間にも行うということです」(メイランド准教授)

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