科学者が考える「100万年後の人間の姿」がヤバすぎる! 小型化、ガングロ、脳インプラント、腕と脚が…!

■「数世代後の平均的な人間は今よりも肌の色が濃くなる」

 バイオインフォマティクス分野の科学者は、人口動態の傾向からも人間の将来を予見しようとしている。

 現在、世界中の人種の完全な遺伝子サンプルによって、遺伝学者は遺伝的変異を把握している。

 英ケンブリッジ大学の生物人類学部のジェイソン・A・ホジソン博士は、人種グループによって繁殖速度に違いがあることを指摘する。例えば、アフリカの人口は急速に拡大しており、それらの遺伝子は世界の人口レベルでより速い速度で増加している。「明るい肌の色と比較して、暗い肌の色の繁殖速度が、世界規模で増加しているのはほぼ確実です」とホジソン博士は話す。そして「数世代後の平均的な人間は、今よりも肌の色が濃くなると思います」と述べている。

科学者が考える「100万年後の人間の姿」がヤバすぎる! 小型化、ガングロ、脳インプラント、腕と脚が…!の画像3
「BBC」の記事より

 そして将来的には、宇宙への進出も人間の進化に関係してくるだろう。

 もし人間が火星に移住することになった場合、人間の身体の筋肉構造が変わる可能性があるという。おそらく腕と脚は長く、そして火星の氷河期のような気候に適合するために、かつてのネアンデルタール人のように濃い体毛を持ち、がっちりとした身体になるかもしれない。

 ところで、「デザイナー・ベビー」に関しては2018年、中国で遺伝子編集を受けた双子の赤ちゃんが、世界で初めて誕生し、「パンドラの箱を開けてしまった」として激しい議論を巻き起こした。メイランド准教授の言う「それは人間が犬の品種改良で行っていることを、いずれ人間に行うということです」という言葉が思い起こされる。

 この研究を行った南方科技大学の賀准教授には、中国科学技術部を含む3つの政府機関が資金を提供していた可能性があると報じられた。もしこのような研究が悪用されて生物兵器に使用されたら、人類は本当に100万年後も存在出来るのだろうか。

参考:「BBC」、「Bioinformatics Research Centre」、ほか

文=三橋ココ

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