さまよう亡霊の目撃例多数! 千葉県流山市の「死人坂」を取材…夜の11時を過ぎると!?
千葉県流山市の閑静な住宅街に「死人坂(しびとざか)」という名前の坂がある。一見、普通の坂道だが、ここには不吉ないわれがある。昔から「もんぺ袴」を着た霊が目撃されているのだ。取材を進めていると、近所に住む老婆(88)から話を聞くことができた。
「この坂道で幽霊が出るのは、夜の11時を過ぎた頃からです。ボロボロになったもんぺ袴を着た人たちが、腰を丸めながら歩いているんです。昔、坂の上にある墓地(東福寺千仏堂墓地)まで、農民の遺体を棺桶に入れて運んでいたことがあるそうで、当時は道も荒れていましたので、転んで仏様を放り出してしまうこともあったそうです。遺体はその辺に転がったのでしょうね。申し訳のないことです。私は葬列を見たことはありませんが、父母からそんな話を聞いたことがあります」
火葬が始まる前の時代、ほとんどの人は土葬されていた。それは、千葉県の流山でも同様だ。まだまだ、掘り起こされていない墓もあることだろう。以前この坂の近くに住んでいた女性も証言する。
「小学生の頃、友だちと一緒にあの墓の隣にあった広場に遊びに行きました。なわとびや蹴鞠なんかもしましたね。『もんぺ袴を着た人』は何度か見たことがありますよ。昼間でしたけど。そのときは、何も思いませんでしたが、中学生になってから、そのような人たちの噂を聞きました。話しかけられたことはありませんでしたが、おばあちゃんがこちらをじっと見つめていたことはありましたね。きっと霊なんでしょうね……。怖いです。あの坂道の名前も不吉ですよね。」
「死人坂」付近には、まだ眠りにつけない霊魂が、さまよっているのだろう。お盆に「肝試しに行こう!!」などと言って、「もんぺ袴」の人たちに会いに行くのは、絶対に止めた方がいい。そのまま霊界に連れて行かれてしまうかもしれない。
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