【JOC経理部長の飛び込み自殺】TBS報道特集の内部告発者ではなく…!? 暗殺疑惑と隠蔽工作、賄賂疑惑と汚い金の流れ…ジェームズ斉藤が解説!
ジェームズ はい。この隠蔽体質は戦前の張作霖爆殺事件や満州事変の時から全く変わっていません。「臭いものには蓋をする」という、「保身ファースト」のどこか儒教的で全くど素人の危機対応です。いずれにせよ、今回は素人が工作を任せられたので、飛び込みの瞬間映像は出てこないと思います。また、今回の事件の背景は単純です。五輪開催そのものに批判が集中する中、6/5のTBSの特集番組でお金の流れに関して内部告発者が出てきました。
──東京五輪組織委員会の内部告発者が、広告代理店に委託している会場運営のディレクターの1日当たりの人件費が35万円だとリークしましたね。
ジェームズ そういう汚い金の流れを暴露されて、次はJOC内の金の流れ、特に竹田前会長の賄賂疑惑にまたメスが入るとなった時に、新たな内部告発者になるかもしれない経理担当者の森谷氏は煩わしい存在だったと思います。いずれにせよ、JOCと警察と主要マスコミが裏で何か情報をもっている可能性は非常に高いです。
──つまり、JOC内部に問題があったと?
ジェームズ 内部情報を把握しているのはJOC関係者、●●あたりでしょう。なお、勘違いしている人もいるかもしれませんので言っておきますが、森谷氏はTBSに出演した内部告発者ではありません。内部告発者は五輪組織委員会の人間です。ですから、組織委員会から内部告発者が出たのでJOCも森谷氏が暴露するかもしれないと思い、先手を打ったということです。これは私が親しくしている五輪関係者から聞いているので確度は高いです。
──その関係者は断言しているんですか?
ジェームズ 当然、私もその人物には質問の意図(本記事に掲載すること)を察知されてはいけないので、かなり遠回しに聞きましたが、その人物の立場からしてかなり確度の高い情報です。
──もしかしたらTBSにリークした五輪組織委員会の人も狙われませんか?
ジェームズ 可能性は高いです。
──もしも、そうなったら日本は闇社会そのものじゃないですか!?
ジェームズ はい。そもそも工作は一線を超えた者に対する最終手段で、社会の闇はどこの国にもあります。一見平和国家のフリした戦後日本でも普通にあります。人間が存在する限り、闇の工作は起こってしまいます。もちろん、これは工作を肯定するものではありません。ありませんが、工作をどう扱うかで、社会の安定及び民主主義が守られているかが見えてきます。今回のような隠蔽体質は最低なやり方で、社会のためになりません。
──変な言い方ですが、工作にも公平さ、守るべき一線があるんですね。
ジェームズ はい。例えば、ロシアでは事件が起こると、必ずフェイクな証拠と容疑者が出てきます。これで一応国家が正当な対応をしたことになります。確かに大統領もフェイクな独裁国家のロシアなど別に参考にすべきでもなく、また工作はまったく否定すべきことですが、最後の最後で一応市民の知る権利を守るぐらいのことはするんです。つまりロシアは「工作の流儀」を兼ね備えているということです。これは普通の国家であれば必要な資質です。日本はそれすらしないほど自国民を侮っている、民主主義の敵といっていい国になってしまいました。
戦後日本は上級国民による独裁という、朝鮮の両班体制の亜流と言うべきもので、真面目な一般市民が一切報われないという事実が看過できないレベルに来ています。今回のJOC幹部自殺疑惑で、五輪開催に絡む日本政府の醜態が一気に露呈したと思います。究極の問題は日本政府においては、今回の事件で危機におけるリーダーシップがゼロということが確定してしまったことです。普通であれば、五輪直前に主催者側の幹部が「自殺」などあり得ません。危機対応以前の話で、他国であれば大スキャンダルです。政府が危機におけるリーダーシップを取れないなら、国民一人一人が取らないと。日本で生きていく限り、安心すらできない時代が来たということではないでしょうか。
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2024.10.02 20:00心霊【JOC経理部長の飛び込み自殺】TBS報道特集の内部告発者ではなく…!? 暗殺疑惑と隠蔽工作、賄賂疑惑と汚い金の流れ…ジェームズ斉藤が解説!のページです。IOC、暗殺、JOCなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで