【重要】「我々の意識が時間と空間と現実を生んでいる」バイオセントリズム理論
【重要】「我々の意識が時間と空間と現実を生んでいる」ランザ博士のバイオセントリズム理論とは? 過去は未来と同様に無限…

■「意識を持つ観察者が量子波動関数を崩壊させる」
ランザ博士によれば時間もまた我々の意識が作り出したものであるという。故スティーブン・ホーキング博士の言葉は正しかったというのである。
「過去は未来と同様に無限であり、可能性の連続体としてのみ存在します」(ホーキング博士)
ランザ博士は時間の一方通行性を確立するためには、記憶力のある意識的な生命体が必要であると考えている。
「“頭脳のない”観察者は、時間やデコヒーレンスを自由に経験することはありません。これは私たちの周りで気付くことができる因果関係につながります。確かに言えることは、意識を持つ観察者が量子波動関数を崩壊させるということです」(ランザ博士)
もし人類が地球上にいなかったとすれば、世界はもっとシンプルなものであったことになる。また文字や暦がない時代の人類もまた今よりも単純な世界に生きていたということにもなるだろう。

そしてランザ博士のこの学説は量子力学と一般相対性理論を統合しようとする「神の方程式」への洞察を得るのに役立つ可能性があるという。
神の方程式(The God Equation)とは著名な理論物理学者であるミチオ・カク氏による「量子力学と一般相対性理論の間の腹立たしい非互換性」を解決する試みの総称である。この2つの相容れない理論の不一致は、“観察者”の特性が考慮されると解消されるということだ。
我々の意識がこの世のすべてを形作っているとすれば、確かに我々の世界観を根本的に変えるものになるだろう。それはまさに“パラダイムシフト”であり、人類の新たな時代の幕開けを飾るものになるかもしれない。ランザ博士は直近にもコンピューターシミュレーションでの実験を予定しているということで、このバイオセントリズム研究の進展には目が離せない。
参考:「Big Think」ほか
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