臨死体験で過去の人生がフラッシュバックする本当の理由とは!? 未来が見えた事例も… 研究の最前線がヤバすぎる!
■過去、現在、未来が同時に共存している?
人生レビュー体験で場合によっては未来まで予見できるとすれば興味深い限りだが、ますまず謎が深まったともいえる。
一部の物理学者や心理学者は、時間自体の解釈を改めるべきだと主張している。時間は決して未来へと進む一方通行のものではなく、空間と同じように、過去・現在・未来が同時に共存しているというのだ。
ベストセラーの『時間は存在しない(The Order of Time)』の著者である理論物理学者カルロ・ロヴェッリ氏も一方通行の時間は普遍的な事実として存在しないという見解に立っている。この考えは、時間は客観的な現実の現象ではなく、人間の精神の構成物であると主張した哲学者、イマヌエル・カントの見解を反映している。
この視点に立てば、一部の人々が一生の出来事を瞬時に確認できる理由を説明することができる。
英・リーズベケット大学の心理学者であり作家でもあるスティーブ・テイラー氏もまた、時間は実際には空間的な意味で存在し、時間が人間の精神の構成要素であることが事実である場合、過去のイベントがまだ存在するのと同じように、おそらく何らかの形で将来のイベントがすでに存在する可能性もあると言及している。トニーが未来の自分を見たことは不可能な話ではないというのだ。
時間は流れているのではなく、広大な“マップ”上に過去も現在も未来も同時に存在しているというのは魅力的なアイデアであり、量子論の視座からも説明できる可能性があるのかもしれない。ふとした瞬間に未来が見えることもあるのだと思って日々を生きていると、多くの“気づき”がもたらされそうだ。
参考:「Science Alert」、「The Conversation」、ほか
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