【死後の世界】「何もない海を漂うただ1つの原子になった」研究者も衝撃の最新NDE(臨死体験)レポート

 死後の世界を垣間見た人々が語るNDE(臨死体験)談に、また新たなレパートリーが加わったようだ。しばしの間体験した死後の世界で、1個の“原子”になったと語る臨死体験者の興味深い話が報告されているのである。

■何もない海の中に漂うただ1つの原子であった

 心肺停止から生還した人々の中に「死後の世界を垣間見た」と訴える声がある。その体験はNDE(Near Death Experience、臨死体験)と呼ばれ、興味深い研究の対象になっているのだ。

 しかしながらあくまでも死後の世界の話は逸話的であり、アフターライフの具体的な証拠を提示することはできない。したがって、あの世や来世があったとしても、それが科学によって証明されることは今のところはおそらくなさそうである。もちろんNDEを体験した多くの人々は、自分たちは確かに死後の世界に片足を踏み入れたのだと確信している。

 人々が語るNDEを概観するといくつかのパターンが見られるのだが、語られる死後の世界は夢のような荒唐無稽なものであったとしても、たいていの場合は理解が可能な世界である。馴染みの場所に行ったり故人が登場したという話もよく語られている。

 しかしそのようなある意味牧歌的なNDEばかりではないようだ。最近になってある女性が口にしたNDEは、自分が1個の“原子”になった体験であったというのだ。原子になった我々はいったい何を思うのか。

 死後に物質の最小の構成単位である“原子”になった体験を語るのは、重大な自動車事故の後に一時的に心肺停止したイレーヌという名前の女性である。心肺停止中にイレーヌは何もない海の中に漂うただ1つの原子であったと報告しているのである。

【死後の世界】「何もない海を漂うただ1つの原子になった」研究者も衝撃の最新NDE(臨死体験)レポートの画像1
「Express」の記事より

 イレーヌは「臨死体験研究財団(Near Death Experience Research Foundation)」に次のように報告している。

「私が死んだとき、私は自分が漆黒の闇に包まれていることに気づきました。私は何も見たり聞いたりすることができませんでした。私は自分の死について何も知りませんでしたし、自分の存在についての考えもまったくありませんでした」(イレーヌ)

 死後の世界でイレーヌは人間ではなかったということになる。

「まるで眠っているかのようなものでしたが、自分のことが自覚できる絶対的な意識だけがありました。私は暗闇の中で自分の周りのすべてのことを認識していました」(イレーヌ)

 周囲の存在や出来事すべてを把握できるというのは、いったいどんな体験なのだろうか。

「私は自分の周囲の一部であるように感じました。私の存在全体がたった単一の原子であり、私は私の周りのすべての原子に接続されていたようでした。私は穏やかさしか感じませんでした。私は自分を取り巻くすべてのものの一部であり、それに満足していました」(イレーヌ)

 ちっぽけな“原子”という存在ではあるがそれは全体を構成する一部であり、全体に密接につながっているということになるのだろうか。いわば“宇宙意識”のようなものなのか。

【死後の世界】「何もない海を漂うただ1つの原子になった」研究者も衝撃の最新NDE(臨死体験)レポートの画像2
「Express」の記事より

■死後の世界を信じることは楽観的な感覚と希望をもたらす

 近い将来に死後の世界が完全に証明されたり却下されたりする可能性は低いと言わざるを得ないが、それを単に信じることは個人にとって有益である可能性があると一部の研究者たちは確信している。

 ある科学者たちは、死後の世界を信じることは楽観的な感覚と希望をもたらし、それがより幸せなライフスタイルにつながると述べている。

 英オープン大学の宗教学講師であるスザンヌ・ ニューカム氏は「不死の可能性を信じることは健康にプラスの影響を与える可能性があります」と語っている。

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