保守派の新たなスター、グレン・グリーンウォルドがヤバい! 左翼ジャーナリストが突然トランプ支持の“陰謀論者”になった理由とは?

 調査ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドが今、欧米のメディアで注目を浴びている――。

■かつての左翼ジャーナリストがトランプ支持者に

 グリーンウォルド(54歳)はブラジル在住の米国人ジャーナリスト、弁護士、作家だ。彼はまた、ニュースサイト「ザ・インターセプト」の創立編集者であり、自身も著名なコラムニストで「ニューズウィーク」誌から「米国のトップ10 オピニオン・リーダー」の一人に選出されたこともある。

 そして、グリーンウォルドを一躍世界的に有名にしたのは、スノーデンによる米NSAの国際的監視網の告発に協力した一連の報道だろう。その発言と活動内容から極左と位置づけられていたグリーンウォルドであるが、最近突如として右翼メディアに頻繁に登場している。

 いったい彼に何が起きたのだろうか?

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「The Daily Beast」の記事より

 グリーンウォルドの急な右派転向は、大統領選の数日前に「ザ・インターセプト」から突如離脱したことから始まった。

 その理由としてグリーンウォルドは民主党候補者であったバイデンを批判する記事を書いたところ、上級編集者が彼の記事を検閲しようとしたことを挙げている。

 彼は辞任後、親トランプのFOXニュースの政治トーク番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」に出演し、古巣の「ザ・インターセプト」をこき下ろして人々を唖然とさせた。その後もグリーンウォルドは、かつて愚弄していたFOXニュースに72回以上登場し「タッカー・カールソン・トゥナイト」にも40回出演している。

 かつての左翼ジャーナリストは今やすっかりドナルド・トランプの擁護者に転向したのだと視聴者に印象付けられた格好だ。

 また、グリーンウォルドの古巣である「ザ・インターセプト」に対する攻撃は、もはや憎悪とも呼べるレベルにまでなっている。

 例えば彼は元同僚の情報セキュリティ・ディレクターのマイカ・リーの個人的情報や写真をメディアに晒し、リーとリーの家族は匿名の相手から深刻な脅しを受けているという。

 リーはもともとグリーンウォルドがスノーデンの告発に関わっている時、ウェブの暗号化や極秘通信に取り組み、またブラジルの政治家の汚職と不正行為を暴露する、インターセプトの大ヒット「オペレーション・カーウォッシュ」シリーズでも、グリーンウォルドのために尽力した人物だ。

「彼と私はいくつかの点で意見が一致していませんでしたが、少なくとも彼は一貫した原則を持ち、基本的な事実を尊重していました」と、リーは「デイリービースト」紙に語った。そして、「彼が、正直で恐れを知らないジャーナリストの姿から、陰謀論を説くコメンテーターにまで、遠く離れてしまったのは残念で悲劇的です」と述べた。

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