【人類滅亡警告】2030年代に「月軌道のふらつき」で洪水がガチ多発の可能性!
【人類滅亡警告】2030年代に「月軌道のふらつき」で洪水がガチ多発の可能性!論文「対策を講じないと…10年は続く…」
現在、世界的に異常気象による水害が多発しているが、この傾向は今後ますます高まるかもしれない。今年6月に専門誌「nature climate change」に掲載された論文によれば、2030年代後半には月軌道の「ふらつき」が原因で、米国沿岸地域での洪水の回数が急速に増加する可能性があるという。一体どういうことなのか? 科学系メディア「Live Science」(7月12日付)が報じた。

米国では近年「nuisance floods(迷惑洪水)」と呼ばれる現象が多発しているという。これは高潮で起こる洪水のことで、海面が満潮時の平均より0.6メートル以上高くなり、道路や建物まで浸水したり雨水管から水が溢れたりする。ヴィネツィアの街を水浸しにするアックア・アルタのような現象が、米国沿岸地域のあちこちで起きているのだ。米国海洋大気庁(NOAA)によると、2019年には米国沿岸だけで600回以上もの迷惑洪水が起きているという。
そして、この迷惑洪水は今後回数が急激に増加していく可能性があるという。最近発表された論文によれば、米国沿岸地域では2030年代後半にその回数が現在の3〜4倍になる可能性が高いという。しかもその傾向は少なくとも10年は続くといい、「今のうちに対策を講じないと、生活や生計に大きな混乱を引き起こすだろう」と警告を発している。論文は米国内での予測にとどまっているが、この傾向は米国本土だけでなく、ハワイやグアムなどでも同様というから、世界のその他の地域、もちろん日本でも無視できないリスクであるのは明白である。
迷惑洪水を増加させる原因の一つは気候変動による海面の上昇だ。しかし興味深いことに、月軌道のふらつきにもその一因があるという。地球の潮の満ち引きは太陽と月の引力によって引き起こされるが、月は軌道のふらつきから18.6年周期で地球からの位置が変わる。そのため、このサイクルの半分では地球の潮汐を抑制(満潮時は低く、干潮時は高くなる)し、もう半分では増幅(満潮時は高く、干潮時は低くなる)させるのだ。

現在は増幅期に当たり、2030年半ばにこのサイクルが一周し、2030年代後半に再び増幅期を迎える。そこに気候変動による海面上昇が加われば、沿岸地域の低地で迷惑洪水が多発するようになるのも当然というものだ。NASAによれば、迷惑洪水が起こるのは一年のうち特定の時期が多く、年の前半より後半に起こることが多いという。島国日本でも決して無視できないリスクである。
月に10回以上も道路に水が溢れて建物にも浸水するようになれば、言うまでもなく日常生活を送ることが困難になる。文明を滅亡させる洪水とは、全てを洗い流すような激しいものではなく、案外このようなゆるやかに長く続く厄介者なのかもしれない。
参考:「Live Science」「NASA」ほか
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