“エイリアン顔”になる女性が急増殖! 美の基準にやばい大変革…!
外見的な美しさの基準は、時代によって変化していくものだ。日本なら、平安時代は白肌に切れ長の細い目、おちょぼ口が美人の条件とされたが、今の時代はデカ目メークにぽってり唇がもてはやされるというように。
とはいっても「普遍的な美の認識」に極端なブレはないとおおむね信じられてはいたが、どうやらとんだ思い違いだったようだ。近ごろイギリスでは地球外生命体的ルックス、いわば“エイリアン顔”が増殖中だという。
■“エイリアン顔”が増殖中!?
美容外科医のスティーブン・ハリス氏は、ロンドン北部のクラウチエンドで「ハリス・クリニック」を営んでいる。最近、彼のもとへ「フィラー(注入治療)がうまくいかなくてパニック、助けて!」と、患者が押しかけるようになったという。その名もズバリ、“エイリアン顔”をもてあまして、にっちもさっちもいかなくなったのだ。
彼らは、インスタグラマーたちのありえないほど現実離れした“美貌”を目の当たりにして、打ちのめされるのだという。そして、それら近寄りがたい顔に少しでも近づこうとして、通常範囲を超えて自らの顔を歪めていってしまうらしい。しかも、自分の顔がどんどん人間離れしていくことに気がつかない。
たとえば、「ロシアの唇」など、いつかは廃れていくトレンドだろうが、追い詰められている人々には冷静な判断ができなくなっているのかもしれない。
同医師は、普遍的と思われた美の基準に、少しずつ「認識のズレ」が生じ始めているのではと話す。
「不自然な肉体的イメージが日常的にはびこる現代では、『身体醜形障害』を抱える人が増えています。まずは、整形を望む彼らの『疎外感』を理解してあげることがなによりです。根本的な原因、どのようにして発生し、広がっているのかを。そして、ダメージを最小限に抑えるために何ができるのか考える必要があるでしょう」(ハリス医師)
また、エイリアン顔が増えてしまった理由として、美容整形の法規制が不十分なことと、カネのためならフィラーを大量注入する悪徳医師の存在も指摘している。ずさんなフィラー注射は、患者に身体的、精神的ダメージをもたらす可能性が大いにあるという。
ハリス医師は自身のインスタグラムで、「入れ方がマズいフィラーの見分け方」を具体的に説明した画像をアップしている。モデルは実の妹さんだ。彼女の顔を使い、「ビフォー・アフター」を公開している。通常の顔(左)と、フィラーの打ちすぎによる歪みをデジタル処理で再現した顔(右)だ。その差は、恐ろしいほど歴然としている。
誰も好き好んで、エイリアン顔になったわけではないはずだ。だが、普段はマスクで顔を覆っているのに、オンラインミーティングでは他人と自分の顔を嫌でも見比べる毎日――。コンプレックスに支配され、気がついたら、こんなご面相に変わり果てていたのだ。エイリアン化する整形手術を、“ニューノーマル”にしてはならない。だが、コロナ禍の今、その潮流は憂慮すべき速さで広がっている。
参考:「Daily Mail」、「Dr Harris」、ほか
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